ロッテ・吉井監督「大きなけがをさせずに旅立ってホッとしている」佐々木朗希へエール「まだまだすごい投手に」

秋季練習を見守った吉井監督(カメラ・竹内 夏紀)

 ロッテの吉井理人監督(59)は12日、ZOZOで最終日となった秋季練習後に取材に応じ、佐々木について言及した。19年に投手コーチでロッテに復帰してから、同年ドラフト1位の剛腕を見守ってきた指揮官は「まだまだすごい投手になると思うけど、成長の度合いは順調。大きなけがをさせずに旅立ってくれるのはホッとしてます」と、目を細めた。

 自身は現役時代、32歳で海を渡り、98年からメッツなど3球団を渡り歩いた。「(自分も)行けるもんならできるだけ早く行きたい思いがあった。おっさんになって行くのと、これから伸びていくレベルで行くのでは対応の苦労が全然違う」と、年齢による順応性の違いを指摘。メジャーでは登板間隔も中4、5日が主流だが「彼は楽しんでやってくれるんじゃないかな。経験で言えば、慣れればできる」と期待した。

 チームは今季18試合で10勝5敗、防御率2.35をマークした佐々木の穴埋めが急務。指揮官は「大きい穴だとは思う。1人で埋めるのは難しいので、みんなの力で埋めたい。もしかしたら球団が大物FA選手を取ってくれるかもしれないけど」とジョークを交え、投手陣に奮起を促した。(竹内 夏紀)

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