佐々木朗希が米ESPN選定のFAランク2位 ロッテのポスティング容認前に過熱
米スポーツ専門局ESPNが5日(日本時間6日)、FAトップ50のランキングと推定契約内容を自社サイトで発表し、ロッテの佐々木朗希投手(23)が2位に入った。アストロズからFAになった菊池雄星投手(33)は11位。メジャーに挑戦する意向の巨人・菅野、中日・小笠原、阪神・青柳はランクインしなかった。
ロッテがポスティングを容認するか否か公にされていないにもかかわらず、米球界での朗希待望ムードは過熱。ESPNは今冬最注目FAのソト(ヤンキース)に次ぐ2位にランクインさせ、獲得する最有力候補として挙げたのはドジャース。「山本由伸を獲得したのと同様に、佐々木を獲得する可能性が非常に高い」と予想した。推定金額はマイナー契約の契約金としての500万ドル(約7億6000万円)。25歳以下の海外選手獲得に伴う契約金制限のためで「今年ロッテがポスティングを容認する経済的意味はない」と指摘する一方で、ポスティングを容認されるとの見通しを示した。
米テキサス州サンアントニオで開催されているGM会議でも「SASAKI」の名は注目されているが、日本側の動向が不透明なため、各球団首脳は名前を出すことすら及び腰。「他球団に所属する選手については語れない」とヤンキースのキャッシュマンGM。レイズのニアンダーGMは「東京で数試合を視察した」と認めたものの「佐々木の登板を見たか? 多分ね」とはぐらかした。
メディアの熱気と、その当事者となる各球団首脳の対照的な静けさが浮き彫りとなっている。
11/07 05:30
スポーツ報知