大リーグ各球団首脳、佐々木朗希の名に敏感な反応…具体的な言及を避ける

ヤンキースのキャッシュマンGM(カメラ・一村 順子通信員)

 大リーグのGM会議は5日(日本時間6日)、開催地の米テキサス州サンアントニオの会場ホテルで2日目を迎え、ア・リーグの球団首脳がメディアに対応した。メジャー挑戦の動向が注目されるロッテ・佐々木朗希投手について、慎重な態度をみせた。

 佐々木のポスティングが容認されるのか、しないのか。それによって、今オフの市場が大きく動く。佐々木本人、保有権のあるロッテ側への配慮もあり、各首脳陣は佐々木の固有名詞に敏感に反応。具体的な言及を避けた。

 ヤンキース・キャッシュマンGM「(佐々木について)他球団に帰属する選手については語れない」

 エンゼルス・ペリー・ミナシアンGM「(佐々木がポスティングされると思うか)なんとも言えない。特定の選手についてコメントを避けたい」

 一方、今オフのポスティングを見越して、実際に日本を訪問し、佐々木を現地視察したことを認めたGMもいた。9月の日本行きを認めたのは、レイズ、レンジャーズなど。

 レイズ・ニアンダーGM「東京で数試合を視察した。(佐々木の登板をみたか?)メイビー(多分ね)」

 レンジャーズ・ロス・フェンスターメイカー新GM「日本に視察に行き(佐々木朗希の)シーズン終盤の登板を見ることができた。(彼がポスティングされるかどうか)全くそこは分からない。引き続き状況を見守っていく」

 佐々木については、3日に全米記者協会所属のフランシス・ロメロ記者がXで「ロッテからの契約オファーを拒否した」と投稿。”可能性アリ”と米メディアは色めき立った。依然として動向は不透明ながら、GM会議の現場では「ポスティングされるのでは」と見る米メディアも多い。空前の争奪戦が実現するのか、肩透かしに終わるのか。宙ぶらりんな状況下でGM会議が進行している。

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