大谷翔平&山本由伸のドジャースが次に目指すもの…東京ドーム開幕の25年は21世紀初のWS連覇へ挑戦
◆米大リーグ ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース6―7ドジャース(29日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、ドジャースが7-6で勝って4勝1敗でヤンキースを倒し、20年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。大谷はメジャー7年目で初めて出場したポストシーズンで一気に頂点まで駆け上がり、山本由伸投手(26)は、メジャー1年目にして歓喜の瞬間を迎えた。
レギュラーシーズンで全30球団で最多の98勝を挙げ、ワールドシーリーズも制覇するという圧倒的な強さを見せたドジャース。ポストシーズンは12年連続で進出し、3年連続地区優勝、直近12年で11度の地区優勝、5年で2度のワールドシリーズ制覇とチームの円熟期を迎えている。
来季目指すのは、もちろんワールドシリーズ連覇だ。だが、なかなかハードルの高い挑戦だ。ワールドシリーズを連覇したのは、1998~2000年のヤンキースが3連覇したのが最後。21世紀に入ってからは、連覇したチームがない。01年以降の24年間では実に16チームが優勝。ナ・リーグの球団に限ると、2年連続ワールドシリーズ制覇は1975、76年のレッズが最後だ。ドジャースの長い歴史の中でも1度もない偉業だ。
来年3月18、19日には東京ドームのカブス2連戦でシーズンの幕を開けるドジャース。主力で退団の可能性があるのは現時点で1年契約のT・ヘルナンデス、FAになるビューラーくらい。大谷、山本、ベッツ、フリーマンらを中心にして21世紀初の偉業に挑む。
10/31 15:15
スポーツ報知