ドジャースが8回についに最大5点差を逆転! 勝てば4年ぶり世界一…大谷翔平は無安打も

◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース―ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 3勝1敗で王手をかけて迎えたドジャースが、8回に最大5点差あった点差を逆転した。

 初回に先発のフラーティがジャッジ、チザムに2者連続本塁打を浴びて3点の先取点を献上。2回にも1点を失って2回途中4失点でフラーティはまさかのKOとなった。3回にも3番手右腕・ブレージャーがスタントンにソロを浴びて5点差。試合の流れは完全にヤンキースに傾き、勝負は決まったかに思われた。

 だが、5回には一挙5得点で同点とした。先頭のE・ヘルナンデスが右前安打で出塁すると、エドマンの平凡な中堅へのライナーをジャッジが落球。無死一、二塁でスミスの遊撃へのゴロも遊撃手のボルピが三塁に送球も悪送球(記録は失策)となって無死満塁となった。ラックス、大谷は2者連続三振に倒れ、ベッツも一塁への平凡なゴロで3アウトかと思われたが、コールが一塁へのベースカバーを怠って内野安打でドジャースが1点を返すと、フリーマンの中前2点適時打、T・ヘルナンデスの2点適時二塁打で度重なる守備の乱れにつけこんで一気に追いついた。

 だが、同点の6回には6番手右腕のグラテロルが誤算。2四球を与えて1死一、三塁でスタントンに中犠飛を許して、無安打で再び勝ち越しを許した。それでも8回無死満塁のチャンスを作るとラックスの中犠飛で同点。大谷は捕手の打撃妨害で出塁すると、1死満塁でベッツの中犠飛でついに勝ち越した。

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