ワールドシリーズ第5戦はどちらが勝っても史上初の劇的展開に ドジャース大逆転Vかヤンキース意地か
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース―ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
3勝1敗で王手をかけているドジャースが、5回に5点差を追いついた。
先発のフラーティが2回途中4失点でKOとなるなど、3回までにジャッジ、チザム、スタントンに3発を浴びて5点のリードを奪われていたドジャース。4回まではヤンキースの先発・コールの前に無安打無得点に抑え込まれていた。
だが0―5の5回。先頭のE・ヘルナンデスが右前安打で出塁すると、エドマンの平凡な中堅へのライナーをジャッジが落球。無死一、二塁でスミスの遊撃へのゴロも遊撃手のボルピが三塁に送球も悪送球(記録は失策)となって無死満塁となった。
ラックス、大谷は2者連続三振に倒れ、ベッツも一塁への平凡なゴロで3アウトかと思われたが、コールが一塁へのベースカバーを怠って内野安打でドジャースが1点を返すと、フリーマンの中前2点適時打、T・ヘルナンデスの2点適時二塁打で一気に追いついた。フリーマンは5戦連続打点でワールドシリーズ記録の12打点に並んだ。ドジャースは直後の5回裏に2死満塁のピンチを迎えたが、5番手左腕・ベシアがトーレスを右飛に打ち取った。
これまでワールドシリーズで逆転した最大逆点差は、MLB公式のサラ・ラングス記者によると1925年パイレーツの「4」。5点差を逆転すればワールドシリーズ史上最大の逆転劇でのワールドシリーズ制覇となる。
一方で、ヤンキースは第3戦までは3連敗。第1戦から3連敗したこれまでの24例で、2勝以上をしたことはなく、この試合に勝って2勝3敗とすれば、史上初となる。どちらが勝っても史上初という劇的な展開で試合は6回の後半に入った。
10/31 11:11
スポーツ報知