ジャッジがWS初本塁打の先制2ラン、フェンス激突のスーパーキャッチでMVPコール 不振の主砲お目覚めか

◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース―ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ドジャース大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、3勝1敗で王手をかけて迎えたワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目は中飛、3回2死一塁の2打席目は左飛に倒れた。

 大谷のライバルとして注目を浴びているヤンキースのジャッジ。この試合が始まるまでの第4戦終了時点では、大谷とジャッジはともに15打数2安打の打率1割3分3厘、本塁打なしと沈黙していた。特にジャッジはポストシーズン全体でも46打数7安打の打率1割5分2厘、2本塁打と調子が上がらずにいた。

 だが、左肩亜脱臼の影響もあって2打席目まで安打が出ない大谷を横目に、ジャッジは初回の1打席目にワールドシリーズ初アーチとなる先制2ラン。ヤンキース打線に勢いをもたらしてチザムの2者連続本塁打、3回のスタントンのソロにもつなげた。さらに5点をリードした4回無死一塁では、フリーマンの左中間への大飛球を、フェンスに激突しながらスーパーキャッチ。マウンドのコールも両手を挙げて喜ぶほどで、本拠地のスタンドからは「MVP!」のコールが鳴り響いた。

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