【ドラフト】阪神5位に静岡出身の富山GRNサンダーバーズ・佐野大陽内野手

静岡県出身の佐野

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 プロ野球・ドラフト会議が24日、都内で行われ、 静岡県出身で、独立リーグの富山GRNサンダーバーズに所属する佐野大陽内野手(22)が、阪神から5位指名を受けた。堅実な守備と広角に打ち分けるバットコントロールが持ち味。高校時代は捕手も経験しており、肩の強さにも定評がある。ドラフト前には3球団から調査書が届き、この日は阪神から5位指名を受けると、感極まって何度もうれし涙を流した。

 常葉大橘高、中部大を卒業し、今季から富山に新加入。50メートル走5・9秒の俊足を誇り、主に1番打者として起用されてきた。今季のリーグ戦では首位打者争いを続け、打率3割3分6厘でリーグ2位、出塁率は4割6分4厘とリーグトップの記録を残した。

 〇…今季ウエスタン・リーグに参入したくふうハヤテから早川太貴投手(24)が阪神育成3位で指名された。北海道出身で、昨年まで北広島市役所に勤めながらクラブチームでプレーしていた苦労人は「指名がないんじゃないかと思っていた。早く活躍して支配下をつかみ取りたい」。今後は最速150キロの直球に磨きをかける。「空振りが取れるようストレートを教わりたい」と藤川監督への弟子入りで飛躍する。

 〇…広島から育成3位で指名された静岡大・安竹俊喜捕手(4年)は「正直、びっくりした気持ちが強いです」と喜びをかみしめた。同大学からの指名は昨年広島に育成2位で入団した佐藤啓介内野手(23)に続き、2年連続3人目。佐藤は2軍戦で打力を見せつけ、6月に支配下登録された。「課題の打撃を磨いて、総合的にレベルの高い捕手になりたい」。一浪で静岡高から進学。県内で培った力を広島の地でさらに伸ばす。

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