【ドラフト】慶大・清原正吾指名漏れ 堀井監督「先のことはまだ何も決まっていない」

慶大・清原正吾

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 慶大・清原正吾内野手(22)は支配下、育成ともに指名はなかった。

 横浜市内の同校では記者会見場が設けられ、テレビカメラ9台、35社約60人の報道陣が詰めかけた。清原は同じく志望届を提出した水鳥と別室で待機していたが、指名なく、予定通り姿を現さなかった。

 代わってあいさつした堀井哲也監督は「多くの皆様に注目をしていただきまして本人も、わたしたちも励みになりました。指名はかないませんでした。本人もその現実を受け止めて、今日は皆様の前であいさつをすることはありませんですけど、私が代わりに、一言ごあいさつさせていただきました。本人の今後のこと、今の気持ちは、シーズン中とうこともありまして、リーグ戦に集中したいということをかねがね申してました。その先のことはまだ何も決まっていないと申しておりました」と説明した。

 NPB球団が指名の可能性がある選手に通常送る調査書は清原のもとに届いていなかった。

 9月12日にプロ志望届を提出した際には「挑戦と覚悟というのが一番。父親である清原和博という背中を見てきて、夢のある舞台。父親がダイヤモンドを一周する姿というのは本当に華がありますし、小さい頃から見ていた。憧れは常にありました。人生で一番大きな決断をさせていただきました」と覚悟を示していた。

 父・和博氏(57)は、39年前、1985年、11月20日のドラフト会議で6球団から1位指名を受け西武に入団していた。

 ◇清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都生まれ。22歳。慶応幼稚舎(小学校)3年から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応ではアメフト部でプレー。慶大入学後に野球に再チャレンジ。2年秋にリーグ戦デビュー。今春のリーグ戦で一塁手のベストナイン。通算29試合で106打数24安打で打率2割2分6厘、2本塁打、11打点。186センチ、90キロ。右投右打。

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