【ドラフト】慶大・清原正吾に支配下指名なし 清原和博氏長男、育成での親子プロ野球選手も視野

慶大・清原正吾

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博さん(57)の長男、慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)は、支配下での指名はなかった。育成での指名を受け入れることも示唆しており、育成ドラフトで指名される可能性も残している。

 02年に清原和博さんの長男として生まれた正吾。慶応幼稚舎(小学校)3年から「オール麻布」で野球を始めたが、中学でバレーボール部、慶応でアメフト部に所属して野球からは1度は離れた。

 それでも、6年のブランクを経て大学で野球に再挑戦。今春から4番を担い、一塁手のベストナインに輝くまでになった。東京六大学選抜の4番として8月31日の日本ハム2軍戦(エスコン)では、育成左腕の山本晃大から2ラン。今秋は明大1回戦で1点を追う9回2死から、バックスクリーン直撃のリーグ戦初アーチでドローに持ち込むなど、父・和博さん譲りの勝負強さを発揮した。

 清原はプロ志望届を提出する際に「挑戦と覚悟というのが一番。父親である清原和博という背中を見てきて、夢のある舞台。父親がダイヤモンドを一周する姿というのは本当に華がありますし、小さい頃から見ていた。憧れは常にありました。人生で一番大きな決断をさせていただきました。父親の息子で生まれてきた以上は、その使命を請け負いながら生きていくことになる。そこには全然ネガティブな要素は一切ない。注目していただけるのはありがたいこと」などと、熱い思いを口にしていた。

 ドラフト前日までに、12球団から興味を示す意思表示をするとともに、プロフィルも含めたデータを確認する調査書は届いていなかった。

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都生まれ。22歳。慶応幼稚舎(小学校)3年から「オール麻布」で野球を始め、中学でバレーボール部、慶応でアメフト部。慶大で野球に再チャレンジ。2年秋にリーグ戦デビューし、通算29試合で106打数24安打の打率2割2分6厘、2本塁打、11打点。今春のリーグ戦で一塁手のベストナイン。186センチ、90キロ。右投右打。

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