ヤンキース監督、大谷翔平の救援登板「考えていない」 ジャッジとの世紀の対決は「野球界にとって素晴らしい」

大谷翔平VSジャッジの対決を心待ちにしたヤンキース・ブーン監督(撮影・一村順子通信員)

 ワールドシリーズ進出を決めたア・リーグ王者、ヤンキースは22日(日本時間23日)、本拠地・ヤンキースタジアムで全体練習を行った。アーロン・ブーン監督は、ヤンキースのA・ジャッジ外野手VSドジャースの大谷翔平投手の注目の対決について「スポーツ界、野球界にとって、素晴らしいこと」などと期待した。

 ジャッジVS大谷の“ザ・対決”は指揮官にとっても特別だ。ジャッジを新人時代から知るブーン監督は「今まで彼を尊敬して見てきた人間として、彼がワールドシリーズの舞台についに上がることがうれしい。そして私自身、今までショウヘイを相手に戦い、その才能に敬服してきたが、今年は彼がドジャースに移籍して、素晴らしいシーズンを送って、その舞台を手に入れたんだ。それはスポーツ界、そして野球界にとって素晴らしいこと。2人のバトルを楽しみにしている」

 また、米メディアからは秘策として、大谷が救援登板する可能性はあると思うかと問われると、「あまりそれは考えていない。だけど、そういうケースになれば、準備するだけ。どんなことにも対処していく」と語った。この日は9月25日(同26日)に左肘痛で負傷者リスト入りした先発左腕のコルテスがライブBPを行い、打者と対戦するなど全体練習に参加。ロースター構成について問われ、指揮官は「多分投手13人(野手13人)と思うが、様子を見てみよう」とした。

 チームは23日(同24日)に大陸横断の移動。25日(同26日)のシリーズ第1戦に備えて、敵地・ロサンゼルスに乗り込む予定だ。

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