大量リードを許すドジャースに光 23歳伏兵が球団初の新人で2本塁打…大谷翔平の前を打つ9番打者

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 メッツ―ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、3勝1敗で突破に王手をかけたリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目に右前安打を放ち、2回2死二塁の2打席目は四球を選び、4回2死走者なしの3打席目も左前安打で3打席連続出塁したが、いずれも得点にはつながらなかった。

 勝てばリーグ優勝、ワールドシリーズ進出が決まるドジャースだが、投手陣が崩壊。先発のフラーティが3回8安打8失点でKOになると、4回に2番手で登板したハニーウェルも2点を失って、4回終了時には2―10と大量リードを許した。

 一方的な展開になる中で光も見えた。「9番・中堅」でスタメン出場した23歳ルーキーのパヘスが4回の2打席目に左翼へソロを放つと、5回の3打席目には3ラン。新人でポストシーズンの1試合で2本塁打を放ったのは、ドジャース史上初だという。

 パヘスは今季メジャーデビューし、116試合に出場して13本塁打、46打点、打率2割4分8厘。パドレスとの地区シリーズではスタメン出場がなかったが、正遊撃手のロハスが離脱した影響でリーグ優勝決定シリーズでは第2、4、5戦にスタメン出場。この日は大谷の前を打つ9番打者として2発を放って見せた。

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