【高校野球】クラークのエース右腕・辻田丞…2年ぶりの4強へ向け「平常心で向かっていきたい」…秋季全道大会

完封勝利を挙げたクラーク・辻田(カメラ・島山 知房)

◆第77回秋季全道高校野球大会 ▽2回戦 クラーク2―0旭川実(17日・プレド)

 1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。クラークはエース右腕・辻田丞(2年)が旭川実打線を完封し、8強一番乗りとなった。

 クラーク・辻田が今大会最初の完封勝利で4年連続の8強に導いた。134球目で最後の打者を二ゴロに打ち取ると、小さくガッツポーズ。地区代表決定戦から2試合連続完封に「素直にうれしい気持ち」とはにかんだ。

 自己最速タイの145キロをマークするなど序盤から直球で押し込み、要所ではスライダー、夏に習得したチェンジアップで相手打者を翻弄(ほんろう)。8回には打球が腹部に直撃するアクシデントもあり1死二、三塁となったが、二ゴロ併殺に仕留めてこの日最大のピンチを脱出した。

 北北海道大会決勝で先発するなど、夏から投手陣の中核を担ってきた。新チームでは、OBで22年センバツ出場の兄・旭輝(亜大)と同じ背番号3を付けるが、絶対的エースであることに変わりない。今秋、26回1/3連続無失点を続ける右腕は「平常心で相手に向かっていきたい」と2年ぶりの4強を懸けた準々決勝でも快投を誓った。

ジャンルで探す