【高校野球】鶴岡東がベスト8…松下哉大外野手がランニング本塁打

4回1死二塁、鶴岡東・松下が中越えにランニング本塁打を放つ(カメラ・太田 和樹)

◆高校野球◇秋季東北大会 ▽2回戦 久慈1-8鶴岡東=7回コールド=(13日・あづま)

 8強が出そろった。山形県勢は鶴岡東、山形中央、日大山形がそろって勝利。各県3校出場となった1996年以降、3校すべてが8強入りしたのは初となった。

 しぶとく食らいついた。4回1死二塁、鶴岡東・松下哉大(かなた)外野手(2年)が放った打球は中堅後方へ飛んだ。「芯には当たってたけど振り切れなかった。センターフライかなと思いました」。しかし直後に中堅手が転倒。フェンスまで転がっていく打球を見届けた松下は、スピードを緩めずホームイン。2点ランニング本塁打となった。

 県大会決勝・日大山形戦(ヤマリョー)では決勝2ランを放ち、この日もランニング弾。“公式戦2試合連続本塁打”となったが「うれしくはなかった」と表情は厳しめ。それでも初回に先制打を放ち、4打数2安打でチームトップの3打点をマークするなど3番打者としての仕事をやってのけた。

 チームは12安打8得点、主戦・杉浦朔投手(2年)の力投で1失点に抑え7回コールド発進に成功。佐藤俊監督は「うまくいった部分は逆に気を引き締めて。次また頑張ります」と力を込めた。

 ★久慈・宇部奨人投手(2年、先発も3回途中4失点で降板。7安打を浴び)「力不足でした。今の球だけでは上では戦えないなということをすごく感じた」

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