【巨人】 好調のオコエ瑠偉がCSへ闘志「思いきりを持ちながら、冷静にやりたい」

フリー打撃を行うオコエ瑠偉(カメラ・小林 泰斗)

 巨人・オコエ瑠偉外野手が大胆かつ冷静にポストシーズンに臨む。

 巨人に加入後初のクライマックスシリーズとなるが、楽天時代に経験済み。19年には本塁打を放っている。「あの時(19年)は一か八かでやっていて、若かったので勢いだけで『いったるわ!』ってかんじでした。そういう勢いは大事。ただ、今はあの時と立場も違うし、結果を残さないといけない。成績や傾向を踏まえて攻めてくるので、思いきりを持ちながらも、冷静にやりたい」と見据えた。

 今季は68試合に出場して打率2割6分1厘、3本塁打、13打点。途中出場を中心に走攻守でチームを支えた。最終盤は2番として5試合連続スタメンを飾り、2日のDeNA戦(東京D)では逆方向の右翼へ3号2ランを放つなど、存在感を発揮。打撃フォームを修正したことも結果に結びつている。「後半に1軍に上がってからはずっといい状態でやれている。スタメンでも継続してきたことを出せた」と胸を張る。

 現状、ポストシーズンでの外野スタメンが当確しているのは丸のみで、残りの2枠はオコエ、浅野、モンテスらが争っている。広い守備範囲とパンチ力のある打撃を兼ね備えるオコエへの期待は大きい。7日は東京ドームで調整し、今後は宮崎で行われている「みやざきフェニックス・リーグ」に参加予定。CS最終ステージでのスタメン入りへ重要な時間になる。「間隔が空いているので、試合の入り方や打席の感覚をしっかり確認していきたい」と言葉に力を込めた。

ジャンルで探す