【高校野球】履正社16強進出 阪神・井上広大外野手の弟がスタンドから声援 兄のように甲子園で活躍できる選手に

阪神・井上広大の弟、履正社の井上祝栄投手

◆秋季大阪府大会 ▽4回戦 履正社8―1関大北陽=8回コールド=(28日・高槻市萩谷総合公園野球場)

 大阪は4回戦が行われ、履正社が関大北陽に8―1で8回コールド勝ちした。

 履正社が危なげなく16強進出を決めた。15安打8得点と打線が爆発し、投げてはエース右腕の古川拓磨(2年)が7安打1失点で完投した。一塁側スタンドでは、阪神・井上広大外野手(23)の弟・祝栄(しゅうえい)投手(1年)が声援を送った。

 幼少期から兄の背中を追い、今春、同校に入学した。兄のことで最も印象に残っているのは「甲子園決勝で、ホームランを打ったこと」だという。同校が初優勝した19年夏の甲子園。星稜との決勝で、兄が奥川(現ヤクルト)から放った中堅左への逆転3ランは、アルプス席で見て強く記憶に刻まれた。

 中学時代は投手。入学後は野手だったが、8月から投手に転向した。最速は135キロで、兄と同僚の西純に憧れる。「(入学する時、兄に)『頑張れよ』って言ってもらった」。全国屈指の名門・履正社で腕を磨き、甲子園への道を切り開く。(瀬川 楓花)

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