【高校野球】履正社が大勝で16強 4月入学の阪神・井上広大の弟はスタンドから声援

阪神・井上広大の弟、履正社の井上祝栄投手

◆秋季大阪府大会 ▽4回戦 履正社8―1関大北陽=8回コールド=(28日・高槻市萩谷総合公園野球場)

 秋季大阪府大会は4回戦が行われ、履正社が関大北陽にコールド勝ちで16強に進出した。エース右腕の古川拓磨投手(2年)が、7安打1失点完投。これに打線が、15安打8得点で応えた。一塁側スタンドでは、阪神・井上広大外野手の弟・祝栄投手(1年)が応援した。

 幼少期から兄・広大の背中を追い、この春、履正社に入学した。「夏の甲子園で、決勝で奥川投手からホームランを打ったこと。間近(アルプス)で見ていたので」。同校が初優勝を果たした2019年夏の甲子園。星稜との決勝で、兄がヤクルト・奥川恭伸から放った中堅左への逆転3ランは、強く記憶に残っているという。

 中学時代は投手。入学後は野手だったが、この8月に投手に転向した。現在、身長は174センチ、体重73キロで、最速は135キロ。兄と同僚の西純矢投手に憧れる。「保育所のとき、ソフトボールをしていた兄をずっと見ていて自分もやりたいなって。(履正社に入学するときは)『頑張れよ』って言ってもらった」と祝栄。全国屈指の名門・履正社で腕を磨き、甲子園への道を切り開く。

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