【巨人】浅野翔吾「この1か月間で色々あった」痛恨後逸の地で歓喜

4回2死一、三塁、門脇誠の右前適時打で三塁にヘッドスライディングする一塁走者・浅野翔吾(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 広島1―8巨人(28日・マツダスタジアム)

 巨人が広島に勝ち、4年ぶり48度目(1リーグ時代を含む)のリーグ制覇を達成した。阿部慎之助監督は就任1年目での優勝となった。

 優勝マジック「1」で迎えた試合に「6番・右翼」で先発出場した浅野翔吾外野手は、4回に右前打を放ちチャンスを広げ、門脇誠内野手の先制打を呼び込んだ。プロ2年目で優勝に貢献し「自分は後半の少ししか出てないんですけど、この1か月間で色々あったので、苦しい思いもしながら楽しい思いもたくさんあったので最後に優勝できてよかったと思います」と喜びに浸った。

 マツダは“鬼門”だった。21日に2点リードの8回2死二、三塁で前進守備を強いていた浅野は、二塁走者の生還を防ぐために猛チャージをかけたが、芝生と土の切れ目付近でバウンドが変化した打球を後逸した。打球が右翼後方を転々とする間に打者走者も三塁に進み、逆転負けにつながった。「ミスした後の初めてのマツダだったので少し怖さとかもあったんですけど、菅野さんにカバーするから積極的にどんどんいけよっていっていただいて、気持ちが楽になりました」と、先発のベテラン右腕に感謝した。

 試合前には阿部監督から直接打撃のアドバイスを受け、緊張感のある試合でも安打を記録した。それでも「(6回の)チャンスで三振だったりよくないところもあったので、そこはこれから課題にしてよくしていきたいなと思います」とさらなる向上を誓っていた。

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