【高校野球】夏甲子園出場の白樺学園が来春のセンバツ絶望、亀田監督「勝つことの難しさを改めて痛感」

20年連続全道大会出場を逃した白樺学園の選手たち

◆第77回秋季全道高校野球大会十勝地区予選 ▽Aブロック代表決定戦 帯広大谷2―1白樺学園(28日・帯広の森)

 今夏の甲子園に出場した白樺学園が帯広大谷に敗れ、2季連続の甲子園出場は絶望的となった。

 1回に幸先良く1点を先制するも、直後に1死一、三塁から犠飛で同点。2回には1死一、二塁のピンチを迎えた場面でエース左腕・神谷春空(はるく、2年)をマウンドに送ったが、8、9番打者に連打を浴びて勝ち越された。

 夏のレギュラーメンバーが多く残る打線は、相手のエース右腕・泉映甫(おうすけ、2年)から再三チャンスを作るも、2回以降無得点。あと一本が出ず、大西遥斗主将(2年)は「絞り球を打つことが出来なかった。チャンスを作ったのに打てなかったので、メンタルも鍛えないといけない」と涙を拭った。

 2005年から続いていた秋の全道大会出場は19年連続でストップ。亀田直紀監督は「甲子園から時間もなかったですし、けが人も出ている状態で万全な状態ではなかった。色々と策を練ったけど、うまくいかなかった。3年生のおかげで勝ってきただけなので、それが分かったと思う。勝つことの難しさを改めて痛感したんじゃないですかね。また1からやり直せばいい」と気持ちを切り替えていた。

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