【広島】5・7以来の借金1で3位以下が確定…31年ぶり月間18敗で球団最悪まで1敗に迫る

5回終了後、投手交代を告げてベンチに戻る新井監督(カメラ・渡辺 了文)

◆JERAセ・リーグ 広島4―6ヤクルト(26日・マツダスタジアム)

 広島は、9月だけで3度目の4連敗で球団31年ぶりの月間18敗目(4勝)を喫した。今月1日に最大14あった貯金は底を突き、ついに5月7日以来の借金1を背負った。今月5日の首位陥落から、リーグ優勝を逃したどころか、2位の可能性も完全消滅した。

 先発・床田が初回、いきなり4番・村上に2ランを被弾。5回には味方の適時失策も絡み、先頭から4者連続出塁を含む4安打1四球で4点を失い、今季最悪の5回6失点。11勝目を挙げてから4戦白星がなく、8月以降は8戦で1勝しかできず、20年の自己ワーストに並ぶ8敗目となった。

 打線は初回、2回と先頭安打を放ちながら、得点を奪えず。6点ビハインドとなった5回にプロ初3番起用の矢野が2点適時打を放ったが、1死一、二塁から野間が二ゴロ併殺打。6回は1死一塁から林が二ゴロ併殺打に倒れた。

 9月は残り3戦で、球団ワーストの月間19敗(53年9月、93年9月)にも、あと1敗。セ・リーグ記録の月間20敗も現実味を帯びてきた。

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