【巨人】0-0の投手戦 井上温大は5回3安打無失点、自己最多タイ9奪三振で降板

5回を投げ終わった井上温大(左)に声をかける阿部慎之助監督(カメラ・池内 雅彦)

◆JERA セ・リーグ 巨人-中日(27日・東京ドーム)

 巨人の井上温大投手が9勝目を目指して先発。5回まで3安打無失点、自己最多タイの9奪三振と好投していたが、5回の打席に代打を送られ降板となった。打線は中日の先発・梅津晃大投手に3安打無得点に抑えられ、0-0の投手戦が続いている。

 井上は1回、先頭の岡林勇希外野手の一ゴロを岡本和真内野手がグラブに当ててはじく失策。送りバントでの1死二塁から福永裕基内野手の遊ゴロで岡林が三進。石川昂弥内野手、細川成也外野手には連続で四球を与え2死満塁とピンチが広がったが、宇佐見真吾捕手をスライダーで空振り三振に打ち取った。

 3回は先頭の岡林勇希外野手に初ヒットとなる右前打を打たれたが、村松開人内野手のバンドを大城卓三捕手が二塁に送球して併殺打となり、2死走者なし。福永裕基内野手を空振り三振に打ち取り、3人で終えた。

 井上は4回1死から細川成也外野手に遊撃内野安打、宇佐見真吾捕手には中前打を打たれ一、二塁とされたが、田中幹也内野手を右飛、鵜飼航丞外野手を空振り三振に抑えた。5回は梅津、岡林、村松開人内野手を3者三振で、4回の鵜飼から4者連続三振。5回まで9個の三振を奪った。

 打線は2回1死から大城卓三捕手が四球で出塁したが、9月8日以来となるスタメン出場の中山礼都内野手が見逃し三振、浅野翔吾外野手は二ゴロに終わった。3回は1死から投手の井上がチーム初ヒットとなる中前打を放ったが、丸佳浩外野手は一ゴロ併殺打に倒れ、無得点。

 5回は1死から中山が二ゴロの悪送球(失策)で出塁。浅野翔吾外野手が中前打でつなぎ、門脇誠内野手の三塁線へのバントは内野安打となり1死満塁。ここで阿部慎之助監督は井上に代えて代打・モンテス内野手を送ったが捕邪飛。丸は投ゴロに終わり、絶好のチャンスを逃した。

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