大谷翔平、パドレスと天王山3連戦 2勝で地区V 3連敗ならパ軍にマジック3 初戦先発VSキングから3発

 ドジャース大谷翔平投手(30)が、24日(日本時間25日)からシーズン最後の6連戦を迎える。16~22日の週間MVPに選出されるなど、直近4試合は打率7割7分8厘、5本塁打、6盗塁と絶好調で「53発&55盗塁」。プレーオフ進出は決定したがマジックは消滅しており、まずは3ゲーム差で地区2位のパドレスと3連戦で2勝すると3年連続の地区優勝。一方、3連敗するとパ軍にマジック3が点灯する危機だ。

 いよいよ、大谷の24年が最終盤を迎える。すでに53本塁打、123打点で2冠は確実。55盗塁は01年イチローの日本人最多記録に王手をかけ、打率も3割1厘でトリプルスリーも目前で「地区首位で行くんだっていう気持ちはみんな持ってる」と話すなど、意気込み十分だ。

 まさに大谷が求めてきた「ヒリヒリする」試合となる。パ軍は今季12勝のキング、14勝のシース、故障もあって6勝ながら21年から3年連続2ケタ勝利のマスグローブと、強力な3右腕が先発。後半戦40勝17敗はMLB最高成績で、ド軍も今季3勝7敗と苦手にしている。

 それでも初戦で対戦するキングは、大谷のお得意様。4月12日に本塁打を放つなど、これまで12打数5安打で3本塁打と相性はいい。今季のホームランキングが、キング撃ちから地区Vへ駆け上がる。(安藤 宏太)

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