【阪神】逆転Vへ岡田彰布監督は超強気姿勢!巨人のマジック「全然関係ない」 最終盤では西勇&村上のリリーフ起用も示唆

ブルペンを視察する岡田彰布監督(カメラ・谷口 健二)

 阪神・岡田彰布監督(66)が19日、打倒・ジャイアンツに超強気な姿勢を示した。20日からのDeNA2連戦(横浜)を終えると、いよいよ天王山となる22日からの巨人2連戦(甲子園)を迎える。宿敵は優勝マジックを8としたが「(巨人の試合前時点で)11試合でM9やろ。うちの2試合引いただけ。まあ、そんなん全然関係ない」とどこ吹く風。「2月に言うたやん。(優勝争いの)相手は巨人やって」と不敵な笑みを浮かべた。

 圧倒的な投手力に、勝算はある。9月に入り戸郷や菅野が中4日で先発するなどフル回転する中で、余力を残す阪神は今後も中6日以上の先発投手運用を継続できる。才木は中7日で22日の初戦に向かい、高橋は中9日で23日の第2戦に臨む見通しで「万全の態勢で投げられる」と指揮官。「最後はピッチャーやで」と勝負所での戦い方は熟知している。

 さらに、20日から今季先発で8勝のビーズリーをブルペン待機させる。「大したもんやで」と実力を認めた上で、次回「投げるとこないからな。もったいないねん」とロングリリーフなどを託す方針だ。また、奥の手として「村上にしても西(勇)にしても投げるとこがあんまないから、あいつらも中に入れられるんやで」と総動員で残り9試合を戦う可能性も示唆した。

 「いやぁ2試合の移動、移動で、6連戦の最初で延長12回はきついで」と過密日程の巨人を心配する余裕も見せた岡田監督。この日はナゴヤ球場で行われた指名練習を見守った後「今日はゆっくりテレビ(で巨人戦)見よか~」と言いながら横浜に移動した。5連勝中の勢いは止まる気配がない。再び2差に離された宿敵を倒し、連覇を現実にする。(中野 雄太)

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