【広島】末包昇大「ケガ前より良くなって戻る」 左太もも裏肉離れから10日…技術練習再開

左太もも裏肉離れから復帰を目指して練習に取り組む広島・末包昇大(左、カメラ・畑中 祐司)

 広島の末包昇大外野手が2日、大野練習場で技術練習を再開した。6月22日の中日戦(バンテリンD)の守備で左太もも裏を肉離れ。負傷後も2戦ベンチ入りしたものの、26日に登録抹消。すでにリハビリは開始していたが、技術練習は約1週間ぶりだった。

 「やってしまったものはしょうがないけど、2回目の離脱は良くない。反省しないといけない。ただ、今できることは早く治して再発しないように。打撃の面も今できることを取り組んで、ケガする前より良くなって戻りたいなと思います」

 今季は左膝内側半月板損傷で開幕から1か月の出遅れもあった。この日は椅子に座りながらのキャッチボールのほか、カゴに腰をかけた状態でのティー打撃も行った。スパイクも履いて、負荷をかけながら慎重に状態を確認した。

 「痛みとかは、ほぼないですけど、診察が診察なので、今は慎重に動いているという感じです」

 当初は「強い張り」と判断していたが、28日に広島市内の病院で「肉離れ」と診断された。3~4週間後に再検査の予定。復帰は早くて23、24日の球宴後。新井監督も「焦らせるつもりはない」と早期復帰には慎重な姿勢を示す。

 「焦らず、焦って、やっていきたい。まだ、決してレギュラーをつかんだわけではない。やれることはしっかりやって(1軍に)呼んでもらえるような選手ではありたい」

 離脱前までチーム最多6本塁打で同2位の17打点。貴重な長距離砲として存在感を発揮していた。今はじっくりリハビリに努め、復帰後の活躍に備える。

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