大谷翔平、3年ぶりのHRダービー出場へ前向き「やりたい気持ちはある」 球団の許可など「兼ね合い次第」

◆米大リーグ ホワイトソックス3―4ドジャース(25日、米イリノイ州シカゴ=ギャランティードレートフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、敵地・ホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の第1打席で今季2本目の先頭打者アーチとなる24号先制ソロを放つなど、4打数2安打2打点でチームの3連勝に貢献した。9試合連続打点はドジャースの球団記録に69年ぶりに並んだ。

 さらに3―3の4回2死一、三塁では決勝の右前適時打。勝負を決める一打を放った。打率は3割2分でこの時点でリーグトップを守り、60打点は同トップまで4差となった。

 試合後の取材では、球宴前日のホームランダービー出場について聞かれ、「分かんないです。まずオファーがないと、という感じなのでそれからかなとは思いますし、僕も(昨年9月の右肘手術から投手の)リハビリやってるので、ドクターの許可であったりとかトレーナーだったりチームの許可だったりとか、もちろんやりたい気持ちはどの選手もそうだと思うんですけどあるとは思うので。そういう他の部分との兼ね合い次第かなと思います」と前向きな姿勢を示した。

 7月16日(同17日)に米テキサス州アーリントンで開催されるオールスター戦前夜のホームランダービーは8選手がトーナメントで戦い、4分間、球数無制限でホームラン数を競う人気イベント。大谷は前半戦で33本塁打を放ったエンゼルス時代の21年に出場し、1回戦で敗れた。その後の後半戦では13本に終わり、本塁打王を逃す要因の一つとなった背景がある。今季も両リーグトップの29本塁打をマークしているヤンキース・ジャッジがすでに辞退を表明している。

 オールスターの先発野手を決めるファン投票は今月24日(同25日)に第2回中間発表が行われ、大谷はナ・リーグDH部門で断トツの177万3404票を集めている。4年連続4度目の出場に向けても「もちろん出たいですね。ファン投票も特別だと思ってるので、そこで出るというのが選手としては一番うれしいんじゃないかなと思います」と意欲を見せた。

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