大谷翔平の本塁打競争出場にロバーツ監督見解「球界にとって素晴らしいことだけど…」

試合前取材に応じたドジャース・ロバーツ監督(カメラ・安藤 宏太)

◆米大リーグ ホワイトソックス―ドジャース(26日、米イリノイ州シカゴ=ギャランティードレートフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が26日(日本時間27日午前9時10分開始予定)、敵地・ホワイトソックス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。2試合連続本塁打となる25号、ドジャース新記録となる10試合連続打点に期待がかかる。

 試合前には、ロバーツ監督が大谷の本塁打競争出場について言及。投手調整との兼ね合いなどで2年連続欠場している大谷は前日25日(同26日)に「まだオファーがない、という感じ。それからかなと思いますし、僕もリハビリをしているので、ドクターの許可だったり、トレーナーの許可、チームの許可だったりとか…。もちろんやりたい気持ちは、どの選手もあると思うので、そういう他の部分との兼ね合い次第かなと思います」と話すにとどめていた。

 指揮官は「本塁打競争に出場することは、球界にとって素晴らしいこと」と前置きしながら「監督、ドジャースのサイドに立つと、右肘のリハビリの過程でもあるので、スイング数が増えて、高い強度になることを考えると慎重になる」と本音を口にした。それでも最後には「翔平がどのような決断をしたとしてもそれはサポートする」と話した。

 大谷はオールスターに初めて選出された21年に本塁打競争に出場。1回戦でソト(現ヤンキース)に敗れて敗退。後半戦は71試合で13本塁打と失速した。近年は体力の消耗が激しく、無理に本塁打を狙うことで感覚が狂うとして強打者の辞退が相次いでいる。今季もジャッジ(ヤンキース)はすでに不参加の意向を示している。

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