「炎上商法としてもひどすぎる」詐欺受け子で実刑のゴーカイジャー俳優 波紋呼ぶファンへの“身勝手“メッセージ

10月22日、特殊詐欺事件に加担したとして逮捕され、実刑判決が下された俳優の池田純矢受刑者(31)がXに長文の手紙をアップした。刑務所入りを目前に控えるなか綴った言葉が、物議を醸している。

池田受刑者は声優や俳優などで幅広く活動し、スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』でゴーカイシルバー役を演じるなど人気作に出演。しかし昨年10月26日、都内の60代男性からキャッシュカード3枚をだまし取ったとする詐欺容疑で逮捕されることに。所属事務所は翌日付で池田受刑者の契約を解除し、その翌月15日には前出のカードを使ってATMで現金を引き出したとして再逮捕されていた。

あれから1年が経った今月12日、池田受刑者は突然Xを更新し直筆の手紙をアップした。《どうも、お久しぶりです。池田純矢です》と切り出すと、こう伝えた。

《ひとつお願いがあり図々しくもこのお手紙を書いています。「真実」はありますが“司法上”僕は先日裁判で有罪判決を受け、これから受刑者の身分になります。そんな僕は今「天涯孤独」の身です。頼れる親類はおらず、助けてくれる身内と言う存在がありません。訳あって貯金はゼロで、今は家すら持たないホームレスの身です》
《だけれど、そんな僕に光を与えてくれた人がいます。それは、「今でも待ってる」「ずっとファンでいる」と伝えてくれた人がいた事です》

池田受刑者は《僕の事を必要としてくれる人がたった一人でもいる限り、そこが360度どこだって、いつだって、ステージなんだって、改めてそう思い至ったのです。全てを諦めるのはまだ早いんじゃないかって》といい、こう「お願い」した。

《遠回りな表現になりましたが、僕からの「お願い」と言うのはもしも今でもまだ貴方が僕のファンでいてくれるとするならば、お手紙を頂く事は出来ませんでしょうか?と言うのが本題です。図々しいお願いだとは百も承知しております。ですが、この絶亡のふちから這い上がる為に、もう一度前を向けるように、人生を諦めてしまわないように、貴方の前でもう一度光り輝く事が出来るように…どうかお力を貸しては頂けないでしょうか》
《これから約3年の休養期間ののち、第二章の幕を上げたい。その為の原動力をどうか僕に与えて下さい》

東京拘置所の住所とともに《面会も受け付けております》と明かした池田受刑者。すると、この手紙を疑問視するひとが続出し、Xでは《罪への意識の低さと自分語りの強さで、逮捕後も応援してたファンも頭抱えるんじゃねえかな…》《もう応援できそうにない》《せめて服役後に投稿してほしかったな》など厳しい言葉が寄せられていた。

■「炎上なんて怖くもなんともないですよ」

そんななか22日、池田受刑者は再びXに直筆の手紙をアップ。《どうも、こんにちは。池田純矢です》と切り出し、前回の手紙に様々な反応があったと告白。《中には心が折れそうになるお言葉があったりもします。大多数のご意見は「ふざけるな」なのだとは思います》と明かしつつ、こう綴った。

《“世間”と云う大きな目から見れば「大人しく息を殺すように静かにひっそりと生きろ」と言うのが大方の意見なのだとは分かっております。でもね、“たった一人”でも僕がこうして言葉を発する事で「助けられた」「勇気を貰った」「嬉しかった」そう言って下さる方が居る限り、辞めませんよ。炎上なんて怖くもなんともないですよ。「燃えてナンボじゃい!」「応援してくれや!」「待っててくれや!」と声をあげ続けます。こんな所に居ながらでも人に元気を与えられると言う事を証明してみせます》

そして刑事施設を出た後、北海道から沖縄まで手紙の送り主にお礼を伝える“お礼巡りの旅”をすると告白。《お手紙にはこんなのがありました。「一緒にお酒を飲みながら語らいたい」よっしゃ!語らいましょう!朝まででも飲み明かしましょう!》《誰かの光になると言うのは簡単な事ではないと思います。だけど、やってやれない事はない!!》といい、《僕はもう一度光輝く為にはどんな努力も惜しまない。どんな逆境にも負けない》と述べた。

俳優として同じように戻るのはできないかもしれないが、《「別の方法」を模索する。それさえも許されない世の中だとは思いたくない。世間のどんな辛い風当たりも跳ね返せるような、そんな人間になりたい。「応援していて良かった」そう思われる人間になりたい》と意気込みを綴った池田受刑者。最後に《さて、今回のお手紙でお伝えしたかったのは「ありがとう」です》というと、《頑張るので待っていて下さいね。待っていて》とサインと共に結んだ。

刑期を務め終えた後のことや、「逆境にも負けない」など自身を奮い立たせるような言葉を綴っている池田受刑者。しかし、池田受刑者が手を染めたのは特殊詐欺事件であり、被害者がいる。

一方で、手紙の冒頭で《「真実」はありますが“司法上”僕は先日裁判で有罪判決を受け》と綴ったり、懲役3年の実刑について「約3年の休養期間」と述べていることなどからも、刑を受けることに納得していない様子だ。今回の手紙は大きな波紋を呼び、ネット上では非難の声がこう上がっている。

《この人本気で何を言ってるのか分からな過ぎて怖いです 特殊詐欺に加担しといてなんでこんなちょっと旅行くから待っててみたいなノリなんですかね》
《ほんと厚かましいにもほどがありますね?犯罪で社会的に注目度が上がったのを利用しようとするなんて、炎上商法としてもひどすぎる。反省など全く期待できないし、被害者に対してもなんとも思っていないのだろうな》
《本気で言ってるのだとしたら恐ろしいレベルの内容。自分がまるで被害者のようだ。先に自分がやったことをわかっているなら口が裂けてもこんなこと言えないわ》
《コメントの内容は独りよがりで身勝手ですね》

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