『インサイド・ヘッド2』公開間近! 誰もが楽しめる名作を生むピクサーの秘密とは?
制作スタジオとしてアカデミー賞長編アニメーション賞を最多受賞しているピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』が、8月1日(木) に劇場公開される。
ピクサーと言えば『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』シリーズ、『カールじいさんの空飛ぶ家』など、誰もが知る作品ばかりだが、数々の名作を生む秘密は、世界最高峰のアニメーションスタジオであるピクサーが求める“優れたアイデア”があること。そうしたアイデアから優れたストーリーを何年もかけて制作していき、誰もが共感し感動できる作品が誕生する。
本作の監督を務めたケルシー・マンは、2009年にピクサーに入社し、『モンスターズ・インク』の続編『モンスターズ・ユニバーシティ』のストーリー・スーパーバイザーを務め、『トイ・ストーリー3』の製作に携わるなどピクサーの大ヒット作を手掛けており、本作では初の長編監督を務めている人物。ピクサー作品の制作の原点について「どの映画もすべて、優れたストーリーから始まります。すごく興奮するアイデアがあるから作るのです。とても優れた話であり、制作すべき良い理由がなければなりません。そこから始まるのです。そうでなければ、僕たちは映画を作りません」と語り、アイデアの重要性を説いている。
『トイ・ストーリー』は、もしもおもちゃが動いたら……という子供も大人もワクワクするアイデアを元に描き大ヒットしたシリーズとなり、『モンスターズ・インク』はピート・ドクター監督が子どもの頃に感じていた夜への恐怖心に着想を得て生まれた物語だ。また、アカデミー賞を受賞した『カールじいさんの空飛ぶ家』は夫婦愛をテーマに描いた作品だが、ボブ・ピーターソン共同監督がそのストーリーのアイデアを聞いただけで涙したというエピソードもあり、どの映画にも共通して優れたアイデアがある。
『インサイド・ヘッド』は、ドクター監督の娘が成長していく中で、今まで明るかったのに突然シャイになったりする変化を見て頭の中では何が起きているのか?というアイデアから生まれた物語。続編となる本作では主人公ライリーが少し大人になり、新たな大人の感情が増え前作よりさらに大人も共感できる作品になっているという。
マン監督は「マーク(・ニールセンプロデューサー)も僕も子供を持つ父親です。子供たちはそれぞれに年齢が違います。だから僕は、みんなが楽しめる映画を作りたいと思いました。誰かを排除することはしたくありませんでした。ライリーがティーンエイジャーになる経験には、多くの人が共感できるはずです。今自分もそれを体験している人もいるでしょうし、過去にそれを体験した人もいます。あの頃のことは、誰もがしっかり覚えていることと思います。その年齢より若い子たちも、いずれそういう時期が来るでしょう。僕はこの映画を誰もが共感できる作品にしたかったのです」と語っている。
<作品情報>
映画『インサイド・ヘッド2』
8月1日(木) 公開
公式サイト:
https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2
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07/11 12:00
ぴあ