朝ドラ「虎に翼」最終話に40代になった美雪(片岡凜)が! 落ち着いた雰囲気に「また違う人格」と演技力たたえる声

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の本編最終話が27日、放送され、片岡凜演じる並木美雪が40代になって登場した。片岡といえば、本作で森口美佐江とその娘の美雪の二役を演じ分け、ミステリアスな芝居で多くの視聴者を魅了。最終回でも存在感を発揮し、ネットの注目を集めた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描いた「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子役を女優の伊藤沙莉が演じた。この日は、第26週「虎に翼」(第126~130話)の最終日で、本編の最終話となった。物語の時代は昭和から平成に移り、1999年という寅子が亡くなって15年が経った世界線が描かれ、寅子は、子供たちを見守る「イマジナリー」として登場した。

寅子の娘、優未(川床明日香)は着付けや茶道、雀荘と寄生虫研究の雑誌編集、繁忙期の「笹竹」の手伝いと忙しい日々を送り、義姉、猪爪花江(森田望智)は、ひ孫に囲まれる生活を送っていた。優未は、自分の人生に不満はないが、あまりにも寅子と違う人生を勝手に比べて落ち込む日々を過ごしていた。

そんななか、優未は東京・お茶の水の「聖橋」で、寅子がかつて家裁で不処分にした美雪と出会った。40代になった美雪は、携帯電話で「どうしてなのか、私も知りたいよ。なぜか分からないけど、急にクビだって」「きちんと売り上げ伸ばせなかったからかな…。私なりに頑張ったんだけどな…。でも多分、私が駄目で悪いんだと思う」と話し、そこに優未が通りかかった。困った様子の彼女を気にかけた優未は、「それ、あなたがダメでも、悪くもないと思います」といって法的な助言をし、知り合いの弁護士を紹介。「佐田優未の知り合いと言ってくだされば」と補足すると、美雪は「佐田?」とつぶやいた。

美佐江と美雪という難しい役を見事に演じ分け、視聴者に強い印象を残した片岡。視聴者はそんな彼女が最終回にまで登場すると思っていなかったようで、SNSには「最終回にまで出てくるとはまさか過ぎてさすがに思わなかった。きちんと年相応に見える」「最終回、美雪の登場があるとは」「片岡凛本当に良かった。まさか最終回まで出てくるとは思わなかった」などの声が寄せられた。

また、「どうして人を殺しちゃいけないのか」とかみつき、ナイフで寅子を脅した美雪が、落ち着いた大人の女性になっていたことも反響を呼び、「美雪40代? 片岡凜ちゃんの芝居がすごい」「片岡凜ちゃん四十代の美雪もよかったよ」「まさかの40代の美雪登場。実質三役目、全くまた違う人格。片岡凜の芝居力がエグい」など、片岡の演技力を絶賛する視聴者も多かった。

ジャンルで探す