高野洸ロングインタビューPART1【ドラマのエンディング主題歌秘話＆テーマトーク】

　人気少女マンガが原作のドラマ『過保護な若旦那様の甘やかし婚』（MBS放送ほか、放送曜日・時間は各局に準じる）に主演。浅草の老舗旅館の若旦那・染谷雪斗を演じている高野洸。5月23日の放送開始と共に、“雪斗にぴったり！”という声がSNSにあふれるほど大きな反響を呼んでいる。さらに、ドラマのエンディング主題歌には、新曲『君という奇跡』（6月12日発売、エイベックス）が流れていて、俳優としてはもちろんアーティストとして魅力も存分に発揮！　高野にとって、初めての恋愛ドラマ主演への挑戦となる『過保護な若旦那様の甘やかし婚』の撮影裏話や、新曲の制作秘話、素顔に迫る“推しにまつわるQ＆A企画”など、ロングインタビューで特集します。（全5回の1回目）

────新曲『君という奇跡』は主演ドラマ『過保護な若旦那様の甘やかし婚』のエンディング主題歌ですが、ドラマの為に書き下ろされた曲ですか？

2番の歌詞は原作も踏まえて作詞していただいたんですけど、楽曲自体はもともとベースがあって、それがドラマの世界とも絶妙にリンクしていたんです。

────ベースをもとにドラマの世界観も取り入れて……といった形で、絶妙にミックスされて誕生した曲だったんですね。歌うときには、役柄のことを意識されて歌ったりしますか？　それとも、そこは切り離していますか？

役柄になって歌うのは、自分の中では違うのかなと思っているので、そこは意識せず、いつも通り歌いました。ここまで直球なラブソングは久しぶりに歌ったんですけど、みなさんに気持ちよく聞いて頂きたかったので、レコーディングでは自分自身も気持ちよく歌おうと思っていました。声色を変えたりするのではなく、曲調と歌詞を意識して、ストレートに歌っています。

────　声色といえば、今回はカップリングを含めて3曲収録されていますが、曲ごとにボーカルアプローチの違いを感じられるなと思います。確かに、この曲はいちばん真っすぐな声で、気持ちが届くような印象を受けました。この曲の魅力を感じる部分というと、どこでしょうか？

サビのメロディーがすごく素敵で、唯一無二。癖になるようなリズムが入っていて、キャッチ──で耳に残る要素が詰まっているところです。

────エンディングに流れるのにぴったりな、物語を包み込むような爽やかな印象があるメロディーですよね。

歌詞の中にも、1人で幸せを語っているのではなく、2人でつくりあげた幸せを感じさせるワードが要所、要所に散りばめられているところが素敵だな……と。ドラマの中で、「足りないところを補い合っていこう」と言うセリフがあるんですけど、その言葉を連想させるような気がして。ドラマの世界観とリンクしているところもいいなと思います。幸せなラブソングになりました。

────さて、ここで『君という奇跡』の歌詞のフレーズをヒントにした、テーマトークをやりたいと思います。生まれ変わったらやってみたいことはありますか？

芸能活動を続けるのか考えていた時期に、もう1つの夢として、ゲームクリエイターになりたかったんです。だから、ゲームクリエイターかな。

────では次の質問です。もし、わがままを1つだけ叶えてもらえるとしたら、どんなわがままを言いたいですか？

またゲームの話になってしまうんですけど（笑い）。1日、10時間くらいゲームをやりたいです。

────本当にお好きなんですね（笑い）。

はい。ゲームをやっていると、現実とは別世界に行けるのでそこが魅力的なんです。あと、最近思っているんですけど、ゲームって承認欲求を満たしてくれるのかなと。ストレスも流してくれますし……といって、美化させています（笑い）。

────では次の質問です。心許せる場所というと、どこでしょうか？

地元の（福岡）久留米ですね。地元の友達と会うと、本当にゆるーい話ばかりしているんです。それこそ、学生時代の先生の話で盛り上がったりして。やっぱり、仕事を通しで出会った友達とは違う、ほっこりする感じがあるので、やっぱり特別な存在だなと思っています。
────では次の質問です。これまで奇跡的な体験をしたことはありますか？

大きな体験はないですね。

────テレビ番組のチャレンジ企画で、ゲームの「太鼓の達人」をクリアされていますけど、それは結構、奇跡的では……？

確かに！　それは奇跡と言えるかもしれないです。あのチャレンジ企画は、みんな本当に練習していて。練習ではクリアできていたとしても、本番の緊張感に飲まれてしまって本番になるとクリアできない人が多いんです。ぼくも、緊張に押しつぶされそうな気持ちはあったんですけど、それこそご加護があったというか。何かに守られているような感覚になって達成することができました。

（PART2に続く）