映像の楽しさはここから始まった――『リュミエール！リュミエール！』11.22日本公開決定

（C）Institut Lumière　2024

　ティエリー・フレモー監督の映画最新作『Lumiere！The Adventure Continues』（英題）が、邦題を『リュミエール！リュミエール！』として、11月22日より全国順次公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアル、場面写真が解禁となった。

　本作では、“映画の父”リュミエール兄弟が発明したシネマトグラフによって撮影された映像が、より深く、より美しく、130年後の今、完璧によみがえる。2017年に公開された『リュミエール！』に続き、リュミエール研究所所長でもあり、カンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー氏による後世に残すべき歴史的映像約1400本の中からよりすぐられた110本の集大成。そこに映し出されるのは、130年前に息づく人々、当時の世界の町並み…悠久の時を感じる貴重な映像体験。映像の始まりとともに、未来に思いをはせる映像ドキュメンタリーだ。

　2017年に公開された前作『リュミエール！』は、全世界33ヵ国以上で公開、フランスでは45劇場で公開され、13万6千人を動員する大ヒットを収めた。本作は前作同様、“映画の父”リュミエール兄弟の遺した1400本の作品群からこれまで知られていない作品などを中心に110本で構成。4Kデジタルに修復され、映像の原点により深く迫る。

　作品を彩るのは、リュミエール兄弟と同時代に生きた作曲家ガルリエル・フォーレによる楽曲。そして130年前に発明されたシネマトグラフで撮影されたのは、パリ、ヴェネチア、アルプス、ニューヨーク、京都、東京…今と変わらない人々の生活、世界の街の美しい景色。当時の人々は、列車の動く映像に、工場から出てくる人々の映像に、動く猫の映像に、驚き、興奮し、楽しんだ。

　なお、本作は第37回東京国際映画祭ガラ・セレクションに出品され、11月1日に上映される。ティエリー・フレモー監督の登壇も決まった。

　日本版ポスターは、「はじまりは50秒、感動は永遠！」というコピーが配され、“世界で最初の映像クリエイター”としてリュミエール兄弟をポップなイラストで紹介しながら、リュミエール兄弟が発明した“シネマトグラフ”の写真、そして“シネマトグラフ”で撮影された世界の映像の写真を紹介し、リュミエールの映像の世界を表現している。

　また、日本版ポスターで紹介された画像や、撮影された場所などを切り取った場面写真も解禁となった。

　映画『リュミエール！リュミエール！』は、11月22日より全国順次公開。