キャサリン妃、化学療法を終えたことを公表 

キャサリン妃、化学療法を終えたことを公表 

(C)Zeta Image

 がん闘病を公表している英王室のキャサリン皇太子妃が、SNSにてメッセージ映像を公開し、化学療法を終えたことを明らかにした。

 Peopleによると、映像はノーフォークにある皇太子夫妻の自宅近くで、先月撮影されたものだそう。夫ウィリアム皇太子と3人の子ども達、11歳のジョージ王子と9歳のシャーロット王女、6歳のルイ王子が、ピクニックをする様子が捉えられている。

 妃は映像の中で、化学療法を終え、家族とともに安堵していることを明らかにし、「この9か月間は、私たち家族にとって非常に困難なときでした。お察しの通り、人生とは一瞬のうちに一変する可能性を秘めています。私たちは、未知の荒海と道を模索する必要に迫られました」と続ける。

 「がんとの闘いは複雑で、恐ろしく、また予測不可能です。誰にとってもそうですが、身近な人にとっては特にそうです。また、これまで認識していなかった自分自身の脆さと直面することになり、新しい視点を得る事にもつながりました」と述べ、人生で大切なのは、シンプルに愛し、愛されることだということを再認識したと語る。

 そして、「ウィリアムと私は、これまで受けたサポートと、支えてくれた皆さんのおかげで得ることのできた強さに深く感謝しています。皆さんの優しさ、共感、そして情熱に、謙虚な気持ちになりました」と感謝を述べ、「がんとの闘いを続ける皆さん、私はこれからも、あなたのそばにいて、手を取り合っていきます。暗闇から光が生まれることがある。明るい光を灯しましょう」と締めくくった。

 今年1月に入院して以来、公の場から離れているキャサリン妃だが、6月に国王の公式誕生日を祝うトゥルーピング・ザ・カラーに出席、7月にウィンブルドン選手権男子シングル決勝戦に姿を現し、また先月末には、国王ら王室メンバーとともに、バルモラル城近くの教会で行われた日曜礼拝に参加する姿をキャッチされていた。

 今回のメッセージでは、キャンサーフリーである状態を維持することに集中すると述べたうえで、公務復帰についても言及している。BBCによれば、11月に行われる戦没者追悼式典や、毎年妃がホストを務めているクリスマス・キャロル・コンサートなど、いくつかのイベントに出席する予定だそう。

 なお王室の広報担当者は、自身もがんの治療を受けているチャールズ国王とカミラ王妃のコメントを発表。この発表を嬉しいニュースとして受け止めているとし、「完全な回復にむけて歩みを続ける妃に対し、愛と心配り、そしてサポートを送り続ける」と述べたそうだ。

引用:「The Prince and Princess of Wales」インスタグラム(@princeandprincessofwales)

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