登録者100万人超えYouTuberゾゾゾメンバーが伏字だらけでオススメする最狂ホラー映画

大人気ホラーエンタテインメント番組「ゾゾゾ」のメンバーに突撃インタビューを敢行。お酒を飲みながら、長尾氏・山本氏・皆口氏に「秋の夜長に観たいホラー映画」を紹介してもらった。

個性豊かなラインナップと「ゾゾゾ」メンバーならではの“見どころ”に注目しながら、ぜひ、この秋に観たいホラー映画を見つけてほしい!

「後味が悪いかどうかは観てのお楽しみ」(長尾)

さて、「ゾゾゾ」の永遠の“スペシャルゲスト”であり、サブチャンネル『家賃の安い部屋』でもおなじみの長尾氏(しょうちゃん)登場。幼少期から家族でよく映画を観てきた長尾氏がセレクトした映画は…?

▲長尾

◇『月に囚われた男』監督:ダンカン・ジョーンズ(2009年公開)
◇『アイデンティティー』監督:ジェームズ・マンゴールド(2003年公開)

長尾:映画はぼちぼち観る方なんですが、今はあまりゆっくりできる時間がないので、新作を追うというより、昔好きだった作品なんかを観ることが多いですね。

最近は、心にズーンとくるような重い作品や後味の悪いものより、気持ちよく爽快に終わるような作品を観ることが多いかも……。とはいえ、ホラーならちょっと後味の悪さが重要だと思いますし、救いのない終わり方の作品が好みですね。

『月に囚われた男』は、ホラーではなくSFミステリーなんです。月にひとりで取り残された男がどうなっていくか……というほぼ一人芝居なんですが、その演技が、常にハラハラではないですけど、じっと静かにドキドキ観ていられるんですよね。

SF初心者の人にもおすすめ。近しい作品で『ゼロ・グラビティ』も好きですけど、よりおすすめなのはこちら。後味の悪いかどうかは、観てのお楽しみ、ということで。

『アイデンティティー』に関しては、ぜひ、何も知らずに観ていただきたい作品。僕はジョン・キューザックという俳優さんが好きなんです。筋書き自体はよくある話なんですけど、この映画が2003年に作られた、っていうことも含めて、ぜひ観てほしい。

秋の夜長、ちょっと暇で「ホラー観るぞ!」っていうタイミングでもいいですし、カップルとか友人と複数人で観ても面白い作品だと思います。詳しいことは言えないんですけど……。僕はすごい好きな作品ですね。

「ちょっと頑張って生きてみようかな?」的な(山本)

「ゾゾゾ」セカンドシーズンから参加した、スタッフ・山本氏。童顔ながら年長組で落ち着きがあり、メンバーから「怯えているところを見てみたい」と言われている男がセレクトした作品を特別に3本ご紹介しよう。

▲山本

 ◇『ミスト』監督:フランク・ダラボン(2007年公開)
◇『スルース』監督:ケネス・ブラナー(2007年公開)
◇『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』監督:ヘンリー・セリック(1993年公開)

山本:ふだんは、恋愛もの以外だったら、あらゆる映画を観ます。一番よく観るのはサスペンスですかね。人間模様を見るのが好きなんです。あとは、デンゼル・ワシントンやヒュー・ジャックマンなど、好きな俳優さんが出ている作品は絶対観ます。

ただ、じつはホラーはあんまり観ないんですよ……。なので、サスペンス寄りにはなりますけど、『ミスト』はすごく良かった! 人間模様も面白いですし、何より、誰も予想し得なかったラストを迎えるっていう意外性ですね。ストーリー自体が面白いので、おすすめです。どんな方でも楽しめる作品だと思います。

『スルース』は知らない人も多いと思うんですが、長尾さんが紹介していた『月に囚われた男』が一人芝居なら、これは二人芝居。初老の男性と若い男性、二人の心理戦なんですけど、相当意外な展開が複数回あるんですよ。

マイケル・ケインという大御所俳優と実力派俳優のジュード・ロウによる映画で、この作品は古い映画のリメイクになるんですけど、大どんでん返しがお好きな人は、ぜひ!

3本目はSFホラーみたいなジャンルになりますが、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。これは、キャラクターデザインにつきますね。世界観もおしゃれで美しく、洗練されている。

この作品は、怖いものが観たいときではなくて、ちょっと前向きになりたいときにおすすめ。秋の夜長に観て「クリスマスってこんな楽しいことがあるんだ。ちょっと頑張って生きてみようかな?」的な。言い過ぎかもしれませんけど(笑)。

「襲った女の子を逃さないために〓〓を切る」(皆口)

ラストを飾るのは、「ゾゾゾ」の発起人で、生粋のホラーマニア・皆口氏。普段からかなりの数の映画を観ているという皆口氏。怖がるメンバーに実証実験を振る“撮れ高の鬼”がセレクトしたのは、以下の“マニア”な2本だった!

▲皆口

◇『ムカデ人間2』監督:トム・シックス(2011年公開)
◇『オールナイトロング』監督:松村克弥(1992年公開)

皆口:「秋の夜長に……」ということなんですけど、自分は映画は夜ではなく昼に観るタイプなんですよね、もちろんホラー映画も。じつは映画館が苦手なので、もっぱら家で観ています。

『ムカデ人間2』は『ムカデ人間』の2作目に当たるのですが、『ムカデ人間』というヤバい映画を観た視聴者が感化されて、ムカデ人間を作ろうとする……という、メタ的な設定の作品で。「ムカデ人間とはなんぞや?」と疑問に思う方には「『ムカデ人間』とは、人と人を繋ぐハートフルストーリー」という説明をしておきましょう。実際、繋がれていますし。

見どころは、なんと言っても〓〓(伏せ字)が繋がれるところですかね。時代は平等ですから、容赦ないですよ。もう、男女関係ない。観ていて爽快な、今の時代に沿ったスプラッター性が見どころです。

『オールナイトロング』は1992年の作品なのですが、90年代という、日本のギラついた時代のVHS全盛期に公開された、道徳感を完全に失った映画です。いわば社会派ホラーなんですけど、暴力、レ〓プ、通り魔、みたいな。

〓〓〓〓〓〓を逃さないために〓〓〓〓〓を切るんですけど、真っ赤な〓が噴き出して……。そのセンセーショナルなシーンを中学時代に観て、ものすごく衝撃を受けました。

DVD化はされていないですが、VHSはヤフオクとかで入手できると思いますので、VHSデッキをお持ちの方は『オールナイトロング』をこの秋の夜に。って、伏せ字だらけでしょうけど。

(文・構成:国実マヤコ)


〈国実 マヤコ〉

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