『光る君へ』正妻・倫子に「妻は己の気持ちで決めるものではない」と断言した道長。そのやりとりを見て視聴者は…「言い方」「すっとこどっこいなりに」「倫子さまの尻に敷かれたい人生だった」

(『光る君へ』(c)NHK)

10月6日の『光る君へ』

現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第38回の「まぶしき闇」が10月6日に放送され、話題になっています。

*以下、10月6日放送内容のネタバレを含みます。

まひろの元にききょう(ファーストサマーウイカさん)が訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇(塩野瑛久さん)の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける。

その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長(柄本佑さん)から新たな提案を受けることに。

一方、中宮・彰子(見上愛さん)と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周(三浦翔平さん)の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するがーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

ドラマ中盤。

長男・頼通の婿入り先について、寝所で正妻・倫子に相談しはじめた道長は、その相手に具平(ともひら)親王の一の姫、隆姫(たかひめ)女王の名をあげます。

対して「私より頼通の気持ちを聞いてやってくださいませ」と答える倫子。

すると道長は「あいつの気持ちはよい」とキッパリ。続けて「妻は己の気持ちで決めるものではない」と話します。

その言葉を聞いた倫子。

「まあ! 殿もそういうお心でうちに婿入りされましたの?」と怒り気味で道長にたずねます。

「男の行く末は妻で決まる」

対して「そうだ」と即答した道長。

それから「男の行く末は妻で決まるとも申す。やる気のなかった末っ子の俺が今日あるはそなたのおかげである」と続けたところで、倫子はふふふと笑います。

「隆姫女王もそなたのような妻であることを祈ろう」と言い、婿入り話を進める旨をあらためて伝える道長。

すると倫子は道長の手を取り、身を寄せ、「殿。子供たちのお相手を早めに決めて、そのあとは殿とゆっくり過ごしとうございます。二人っきりで」と話します。

対して、道長が「嬉子はまだ3歳だが」と反応すると、倫子は「年が明けたら威子は裳着を迎える歳になる」ことを伝え、二人は時の流れるはやさに想いを馳せるのでした。

視聴者の反応は

頼通の婿入り先についてやりとりしていたはずが、いつの間にか自分たちの関係について話し始めた道長と倫子。

正妻を前に「妻は己の気持ちで決めるものではない」と断言する道長に対して倫子がどう反応するか、やや不安な展開でしたが、最後にはむしろ仲が深まる様子を見せてドラマは進んでいくのでした。

その様子を見てネットでは「ポンコツ道長め! もうちょっと言い方があるだろう」「最終的に<最高の妻は倫子>と伝えるとは…すっとこどっこいの道長なりに考えたな」「倫子の笑みからは6人の子どもを産んだ正妻の余裕が感じられる」「2ショットを見せられ続けるまひろの苦しさよ」「夫婦らしい時間が描かれてたのがとても良かった」「倫子さまの尻に敷かれたい人生だった」といった声が見られていました。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。

彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。

脚本は大石静さんが担当しています。

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