『虎に翼』優未が橋で会った女性と「美雪」との関係は?字幕と副音声で明かされていたのは…視聴者「ちゃんと大人に」「43歳?」「寅子が歩き出したあの橋の上で」

(『虎に翼』写真は127回より/(c)NHK)

9月27日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。最終回が9月27日に放送され、話題になっています。

*以下、9月27日放送内容のネタバレを含みます。

さまざまな仕事を掛け持ちし、多忙な毎日を送る優未(川床明日香さん)。花江(森田望智さん)もひ孫に囲まれ平穏に暮らす。

航一(岡田将生さん)のことはのどか(尾碕真花さん)、朋一(井上祐貴さん)、優未が三人で気にかけていた。

寅子は皆の暮らしぶりを見守りながら、桂場(松山ケンイチさん)と「法律とは何か」について語り合ってきたことを振り返る――といった話が描かれました。

舞台は1999年に

最終回を迎えた今回。時代は進み、ドラマの舞台は寅子がこの世を去った15年後の1999(平成11)年へ。

寅子の娘・優未は星家で暮らしながら、自宅で着付けや茶道のお教室、雀荘経営と寄生虫研究の雑誌の編集に、と忙しく過ごしてます。

しかしなぜかドラマ内で元気のない様子の優未。

すでに亡くなっている寅子が「お母さんの面白い顔でも見せられたらいいのに」などと心配で付きまとっています。

その後、寅子の通学路だった橋を渡る優未。

そこで携帯電話で話すスーツ姿の女性と出会います。

「もうどうしてなのか、私が知りたいよ」と携帯電話で誰かとやり取りをする女性。

ここで字幕には(美雪)の文字が。

「…佐田?」

続けて美雪は「なぜか分からないけど急にクビだって。」と話しています。

その様子を見て「美雪さん?」とつぶやく寅子。

自分なりに頑張ったが、きちんと売り上げを伸ばせなかったことが原因かも、と続けながら「でも多分、私が駄目で悪いんだと思う」と話したところで、優未は「あ、あのう」と話しかけます。

詳しくは言えないけれど、と添えつつ、あなたが駄目なのでも悪くもないと伝えます。

そのうえで自信なさげに、労働基準法の第20条にある雇用主の解雇予告義務を伝えると、「合ってる!合ってる!」と応援する寅子。

続けて優未が「みんなが持っている権利なので使わないと…。もしよろしければ弁護士に相談なさったらどうですか? 私の知り合いで良ければ紹介します。佐田優未の知り合いと言ってくだされば」と言うと、美雪は「…佐田?」とつぶやきます。

さらに「法律はあなたの味方です」と優未が伝えると、寅子は黙って後ろでうなずくのでした。

寅子が歩き始めたあの橋の上で

あらためて、橋で出会った女性が美雪であることが、字幕と副音声でしっかり明かされていたことが分かりました。

対してネットでは「寅子が六法全書を抱えて歩き出したあの橋の上で、娘の優未が法律を通じて美雪に救いを」「不処分の時が16歳で、そこから27年ということは43歳設定!?20代にしか見えん」「優未が紹介したのは山田轟法律事務所だろうか? それとも汐見さんのところ?」「特別を求めていたあの美雪が、ありふれているけど、ひとりの大人になっていて…。世の中に生きづらさに向き合ったときに、法律と出会って次の一歩へと進んでいく。とても良いシーン」といった声があがっていました。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを担当。脚本は吉田恵里香さんが、主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。

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