平野レミ「雑誌の表紙なんて初体験!夫の和田さんに見せられず残念だけど。目も背も態度もデカい、ライバルの嫁たちに見せたい」

「長く生きてきたけど、こんな体験は生まれて初めて。ネックレスにイヤリング、いろいろくっつけて。楽しいわよねえ、人生は」(撮影:浅井佳代子)
現在発売中の『婦人公論』2024年8月号の表紙は、料理愛好家の平野レミさん。これまでずっとエプロン人生だったと語る平野さん。きれいの秘密なんてないけれど、元気でいるために心がけていることは……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。
(撮影=浅井佳代子 構成=平林理恵)

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【写真】ロールアップしたジーンズで足を組んで。若々しい平野さん

楽しいわよねえ、人生は

これまでずっと、エプロン人生でした。だから、エプロンつけて帽子かぶって、レミパン振っている写真ばっかり撮られてきたの。

それが今日はまさか、『婦人公論』の表紙ですって。本当にこれが私? もうどうしよう、という感じです。

長く生きてきたけど、こんな体験は生まれて初めて。ネックレスにイヤリング、いろいろくっつけて。楽しいわよねえ、人生は。

実は今回オファーをいただいたとき、一瞬ひるみました。でも、お友だちの森山良子ちゃんが撮ってもらっているのを見て、こんな自然体でいいのならもしかして私にもできるかも、と思って引き受けちゃった。(笑)

おかげで冥土の土産ができました。

息子のお嫁さんは、私のライバルだからね!

残念でたまらないのは、この写真を和田さん(イラストレーターの故・和田誠さん)に見てもらえないこと。絶対喜んでくれたと思うんですよ。

なので、その代わりってわけじゃないんだけど、息子たちにもこの写真、送っちゃおうかな。息子のお嫁さん(俳優の上野樹里さんと料理家の和田明日香さん)は、私のライバルだからね!

彼女たち、すごいんですよ。目もデカければ背もデカい、おまけに態度もデカい(笑)。けど、いい子たち。

今日の私なら、そんな2人にちょっと対抗できるかも、なんて思ったりして。(笑)

びっくりするんじゃないかしら。反応が楽しみです。

『婦人公論』8月号の表紙に登場した平野レミさん

たくさん歩いて、ちゃんと食べる

きれいの秘密? そんなものないない、無精だからなんにもしていません。ただ、この体は自分が預かっているものだから、大事にしなくちゃダメだと思っているの。

それで、タッタカタッタカ、たくさん歩いています。多いときは1日2万歩くらい。

歩くとお腹が減るからご飯をいっぱいおいしく食べられるし、夜はぐっすり眠れるの。いいことばかりです。

あるお医者さんから聞いたんだけれど、今日食べたものは、3ヵ月後に自分の血となり骨となり肉となるんですって。

毎日ちゃんと食べることで、預かったこの体もずっと元気でいられるはず。これからも大切にしていきたいと思います。

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