「反省はないんです」無修正動画で逮捕“令和のNo.1ポルノハバー”がいまの生活を激白「借金7000万円」ボロ屋で誓う“再起”

豆苗を育てて食費を浮かせているというNaomiiiさん

 

「ネットでは『なんで無修正なのに顔は隠すの』と突っ込まれたみたいですね。私からすれば裸は見せられても、スッピンは絶対に見せられませんよ(笑)」

 

 と、送検時の思い出を笑いながら語るのは“令和のNo.1ポルノハバー・Naomiii”こと板橋尚皇実さんだ。イヌ柄のショートパンツに、胸元の大きく開いたタンクトップ。そしてなにより抜群のメリハリボディ。彼女を見かけたことのある男性は、世界中にいるはずだ。

 

「『Pornhub(ポルノハブ)』とは、世界でもっともアクセス数のある、カナダ発のアダルトサイトです。同サイトには、自らアダルト動画を撮影し投稿することで、広告収益を稼ぐ人たちがおり、“ポルノハバー”と呼ばれているんです」(社会部記者)

 

 海外の女優はもちろん、日本人でも“ポルノハバー”として活躍する人が多いなか、Naomiiiさんは逮捕前まで抜群の人気を誇っていた。人気の理由のひとつは“無修正”であることだ。

 

「海外のアダルトサイトなので、局部にモザイクのかかっていない無修正の動画があふれています。もちろん、日本国内で無修正動画を撮影し、ポルノハブ経由であれ、公開した場合は罪に問われます。多くの日本人ポルノハバーは修正していますが、彼女は無修正のままでした。Naomiiiさんは同サイトと、ファンサイト『OnlyFans』に動画を配信していたことで、5月13日に動画で共演していた交際男性とともに『わいせつ電磁的記録陳列』の容疑で逮捕されました」(同前)

 

 約2年間で1億円を稼いだ彼女に、9月4日、言い渡された判決は罰金200万円、追徴金約5700万円、そして懲役2年執行猶予4年だった。裁判を終えたNaomiiiさんは現在、彼氏と新天地で生活しているという。さっそく本誌が彼女たちの新居に向かうと、自然豊かな中部地方にたたずむ“ボロ家”を発見した。

 

 

 床に大きな穴が空いたキッチンには、水道が通っておらず、置かれているのは扇風機1台のみ。暑さをしのぐのも一苦労で、快適な日常生活を送れるとは思えないありさまは、逮捕前にSNSで見せていた豪華絢爛な生活とは真逆と言っても過言ではない。

 

 しかし、Naomiiiさんはダンボールでつくった即席机に手を置きながら、ハキハキと逮捕後の心境について語る。

 

「正直、ポルノハバーとして活動していたことに反省はまったくないんです。目立たなければ稼げないし、自分には顔よりも体をきれいに魅せる才能があると思っているので、やってよかったと思っています。逮捕されたからといって、アダルト動画を辞める気はいっさいありませんね。

 

 もちろん、再び無修正動画を投稿した時点で、即、再逮捕でしょう。たぶん、1発で刑務所行きでしょうから、今後はしっかりとモザイクかけるつもりです。逮捕前に撮った動画があるので編集しているのですが、モザイク処理をするのにいちばん時間がかかりますね……」(Naomiiiさん・以下同)

 

 そもそも、アダルトメディアにかかわる人間であれば、日本で無修正動画の配信が禁じられているのは常識中の常識。いったいなぜ、“道を踏み外した”のか。

 

「正直、無修正で配信している日本人はたくさんいるので、本当に逮捕されるとは思ってもいなかったんですよ。

 

 その日のことは、はっきりと覚えています。朝、ピンポンが鳴って彼が玄関に行ったら、警視庁のバッジを出されて、いきなり十数人の警察官が家宅捜索にやって来ました。『これ、有名な動画の衣装だね』とか言いながら、衣装を選んで押収していき、撮影用カメラと編集に使っていたタブレットやiPhoneも押収されました。そして後日、逮捕され、当時住んでいた福岡から東京に連れて行かれたんです。

 

 後に刑事さんに、なぜ私たちだけ逮捕されたのか聞いたら、『稼いでる額がケタ違いだった』と言われました。事情聴取も撮影のことではなく、お金の流れしかほぼ聞かれませんでしたよ。一罰百戒の見せしめ逮捕ということなんでしょうね」

 

 逮捕当時、Naomiiiさんの口座に残っていた約4000万円と、現金として家に保管していた800万円はすべて没収された。さらに、無修正で得た1億円は、犯罪によって得た収益だとみなされ、残りの5700万円が追徴金として課せられたのだ。所有していた別荘も差し押さえられたため、その解放金も合わせると、借金は7000万円をゆうに超えるという。

 

「保釈金の200万円すら、母に払ってもらいました。保釈された後は、東京の実家で4カ月ほど一緒に生活していました。罰金の200万円は友人に借りて、現在は母に経済的な支援を受けながら生活しています」

 

 家賃38万円のタワマン暮らしからの暗転だった。

 

「収益の取り分は、彼が35%で私が65%と決めていました。でも、ほとんどまともに口座の履歴を見ていなかったので、いくら口座に振り込まれて、いくら使っているのかわかっていませんでしたね。当時は、全国各地で1週間ずつ宿を予約して、撮影しながら旅をするような生活していたので、ほぼ家にも帰っていなかったんです」

 

 定職も収入もない執行猶予中のNaomiiiさんにとって、新しい住居を見つけるのも一苦労だったという。

 

「オーナーと直接、連絡を取り合い、やっと借りられたのがこの家賃3万9000円のボロ家なんですよ。仕方がないので、自力でリフォームして生活しようと思っています。エアコンとお風呂がないのがいちばん辛いですね。数日に1回、近くの銭湯に行っています。

 

 いまの心境? やばいですよ(笑)。あんなに貯金があったのに、一気にゼロになったんですからね。銀行口座も凍結されているのに、携帯代とか、いろいろな支払いの督促状だけがたまっている状態です。マイナスからのスタートですね」

 

 逮捕当時、押収品として並べられた衣装も、すでに売ってお金にしたという。

 

「保釈後に、すぐメルカリで売りました。本当にお金がなくて、このタイミングだったら売れると思ったので、『撮影で使用しました』と記載したら、飛ぶように売れて完売しました。

 

 AVデビューのオファーも何件かきましたよ。『逮捕をきっかけにお金を稼がないか』みたいな内容だったのですが、既読すらつけませんでした。シナリオやセリフがあって、それを演じるのは好きなんですけど、いままですべて自分で構成を考えて、スタッフを雇わず、彼とふたりだけで好きなように撮影し、編集してきました。外部の人がかかわることで、時間を拘束されたり、思いどおりにできなくなったりするのが嫌なんです。

 

 逮捕前に比べたら、7kg痩せましたね。食費を浮かすためにも、いまは自分で豆苗を育てて食べています。おいしいですよ」

 

 そう語るNaomiiiさんの後方には、アルミの器で育てられている豆苗とハサミが置いてあった……。まさに“裸一貫”からの再出発だ。

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