日テレが気合い入れていた『降り積もれ孤独な死よ』、打ち上げ費用も局が負担…7年ぶり復帰・黒木メイサの“ほっこり秘話”とは

ドラマの打ち上げ会場にあらわれた成田凌(写真・梅基展央)

 

 9月8日に最終回を迎えた、ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(読売テレビ・日本テレビ系)。その数日前には、ドラマの打ち上げに参加する主演・成田凌らの姿を本誌は目撃していた。

 

 ドラマでは、父親から虐待をうけていたという、壮絶な過去を抱える刑事役・冴木仁を演じた成田。この日は、作中での重苦しい役柄とはうって変わって、ブラウンのジャケットに大きめサイズの白T、ブラウンの太いパンツというゆるい出で立ちで、都内の繁華街に登場した。

 

 続けて姿をあらわしたのは、白Tにデニムパンツ、ベージュのブーツを合わせたFANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹(たいき)。作中では成田の後輩にあたる新人刑事を演じた。車から降りると、スタッフに連れられて打ち上げ会場に消えていった──。

 

「1次会の会場には、主演の成田さんをはじめ、佐藤さんらが集まりました。成田さんは『3カ月お疲れ様でした!』と無難な挨拶でしたが、今作は猛暑のなかでの撮影だったこともあり、歓談の時間には『大変だったよね』とスタッフを労っていました。今回の打ち上げは、コロナ禍以降ではめずらしく、景品大会もあったんです。出演者の人からは賞金10万円やディズニーチケットを出していただいて、すごく盛り上がりましたね」(ドラマ関係者)

 

 

 ドラマや映画の打ち上げの代名詞といえば、豪華賞品のビンゴ大会であったがコロナ禍以降、激減。それでも、今回打ち上げが開催されたのには、“とある事情”があるという。

 

「今作は、雪山ロケなどさまざまな挑戦がおこなわれ、日テレとしても力を入れていたんです。打ち上げ費用は局側が持ち、0次会から2次会までおこなわれました。0次会は、昼過ぎ開催で1次会に参加できない子役たちとそのママたちが集まり豪華なランチ会がおこなわれました。日テレとしても過酷なロケを労うという意味合いがあったのでしょうね」(日テレ関係者)

 

 また、今作では、女優・黒木メイサが、7年ぶりに地上波ドラマに出演し、話題を呼んだ。2017年のドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)以降、当時の夫・赤西仁とハワイに移住し、事実上の休業状態となっていたが、赤西との離婚後は、子どもとともに帰国。ドラマでは、主人公・冴木の先輩刑事・五味明日香役として、変わらぬ美貌を発揮していた。

 

 プライベートでは2児の母でもある黒木。撮影現場ではこんなエピソードも。

 

「撮影現場では、子役たちのなかで、主題歌であるあいみょんの『ざらめ』を合唱するのが流行り、それを黒木さんが優しく見守っていたのが印象的でした。お子さんがいて打ち上げには来られませんでしたが、クランクアップの際は『不安もあったけど、現場の雰囲気がよくて、集中して楽しく演じられました』とホッとした様子で挨拶されていましたね」(前出・ドラマ関係者)

 

 ここ数年、Netflixがお金と時間をかけて高クオリティーの作品を出していると評判だが、民放ドラマも時間とお金をかける姿勢は忘れていないようだ。

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