「屋外でマスク要らん!」パンデミック描く『新宿野戦病院』が大反響で“コロナ禍論争”再燃「クソ当たり前」「ノーマスク推奨と取られんかね」

ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)で主演を務める小池栄子

 

 9月4日、宮藤官九郎脚本のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)第10話が放送された。

 

 2025年、新種のウイルス“ルミナ”のパンデミックが日本を襲う。強力なウイルスでコロナのワクチンは効かず、感染は拡大。ヨウコ(小池栄子)たちは聖まごころ病院に専用病床をつくり奮闘するーーという内容だ。

 

 ECMO(人工肺装置)、緊急事態宣言、パーティション、黙食、ステイホーム、自粛警察など、コロナ禍を彷彿とさせる描写の数々に、Xでは

 

《新種のウイルス、パンデミック、感染者差別、マスクの買い占め…あの日々の記憶が蘇る。怖い》

 

《新型コロナ初期のいろんなトラウマが一気にブワッと思い出されるー》

 

 などの声が多数。

 

 

 とくに多くの人が反応したのが、病院の屋上でのシーンだ。屋上で、ヨウコが横山(岡部たかし)らのマスクを剥ぎ取り言い放つ。

 

「これ要らん!ここは屋外で空気も流れてる。明らかにマスク不要!それぐらい自分で判断せえ。緊急事態だからって、自分の頭で考えることまで放棄するな!」

 

 このシーンについて、

 

《「外ではマスクする必要なんてない」「自分の頭で考えることを放棄するな」こんなクソ当たり前のことを、漸く地上波でも放送できる日が来たんだなぁ》

 

《ヨウコ先生、いいぞーー!外ではマスクいらないよ、考えればわかる》

 

 という肯定派の意見と、

 

《多分「マスクの着用は個人の判断で考えながら」って言いたいんだろうけど、もしかしたら「マスクを付けるのはナンセンス」って伝わってしまうかもしれない》

 

《見ようによっては、ノーマスク推奨と取られんかね、ドラマとは言え》

 

《何も考えないでマスクしてるんじゃなくて、ちゃんと考えてマスクし続けますけど何か?》

 

 という否定的な意見が入り乱れる状態となっている。

 

 2020年に始まったコロナ禍において、政府は同年5月に「屋外で人と十分に距離を確保できるなどリスクが低い場合には、マスクを着ける必要はない」との見解を示している。しかし、実際には屋外でもマスクを着用する人が多く、なかにはマスクを着用していない人に対し着用を求める「マスク警察」までも出現した。その後、屋外でマスクを着用する人はかなり減ったものの、現在でも着用を続けている人も少なくない。政府は2023年3月、屋外では原則不要としていた指針を「個人判断」に変更しているが、マスクの着用については、いまだにネット上でもたびたび論争となっている。

 

『新宿野戦病院』は、次回の9月11日放送で最終話を迎える。新型ウイルスとの戦いを、クドカンがどう決着させるのかに注目だ。

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