秋元康氏プロデュースの新グループ「FINALIST」18歳のコトリはアニメ大好き美少女「ほぼ引きこもりでした（笑）」

　秋元康氏プロデュースの女性11人組アイドルグループ「WHITE SCORPION」（ホワイトスコーピオン）の妹分グループ「FINALIST」（ファイナリスト）。

　同グループは昨年12月にデビューした「WHITE SCORPION」を輩出したオーディション「IDOL3.0 PROJECT」の最終審査で惜しくも落選した17人で結成された。一度は消えかけたアイドルという夢へのチャンスを掴もうと必死に努力するそんな彼女たちが今注目を浴びている。

　そんな「FINALIST」のメンバーの中でも注目の18歳、コトリをクローズアップ。漫画家、イラストレーターを志していた彼女が一転、アイドルを目指した理由からこれからの目標、得意とするイラストも紹介してもらった。

――まずは簡単に自己紹介をお願いします

　愛知県出身で、今年18歳になりました。高校3年生のコトリと申します。

――コトリという名前の由来は？

　オーディションのときに3つ名前の案を出すことになって、動物が好きだったので、アライグマ、シマエナガ、ダンゴムシの3つを出したら全部ボツになっちゃって（笑）。で、「次の日までにまた3つ新しい案を考えてきてください」と言われて、字画とかを調べながら考えたんです。で、その時に『ラブライブ！』の（南）ことりちゃんの名前と私の誕生日が相性よかったので、コトリにしました。

――アライグマやシマエナガはなぜ候補にしたんですか？

　好きな動物なんです。動物の動画を見るのが趣味で、特にアライグマとシマエナガ好きだったので。

――ダンゴムシはなぜ？（笑）

　ダンゴムシは、オーディションに参加している周りのみんなが可愛すぎて、私ってもうダンゴムシだって思って。

――特技がイラストを描くことだそうですが、漫画家のアシスタントを目指すレベルだったとか。

　イラストは、幼稚園からずっと書いてるんですけど、本格的にプロを目指したのは中学2、3年ぐらいです。『チェンソーマン』の藤本タツキ先生のアシスタントになりたいと思ってがんばって練習していたこともありました。イラストレーターのrurudo先生も大好きで、意識して描いています。

――子供のころの夢はアイドルではなく、イラストレーターか漫画家？

　夢はコロコロ変わったんですけど、イラスト系は一貫してなりたいなと思っていた職業でした。

――その夢がアイドルに変わったきっかけは？

　アニメーター志望の方の投稿を見ていたら、私よりはるかに上手すぎて悲しい気持ちになってしまって……。で、そんなときに乃木坂46さんのMVを見て、元気をもらって。そしたら乃木坂46さんのファンの方が秋元康さんプロデュースの「IDOL3.0 PROJECT」オーディションをリツイートされていて、「あ、こういう道もあるんだな」って思って、応募してみました。

――「IDOL3.0 PROJECT」オーディションは最終審査まで行きましたが、残念ながら合格には至りませんでした。（合格者は昨年12月、「WHITE SCORPION」としてデビュー）。その後、最終まで残ったメンバー17人で、「FINALIST」が結成されるわけですが、そのときの気持ちはいかがでしたか？

「WHITE SCORPION」に入れなくて悔しい気持ちはありましたが、すぐに「FINALIST」に声をかけていただいて、切り替えてがんばろうという気持ちになりした。

――「FINALIST」でがんばろうという決め手になったのは？

　ファンの方がずっと応援してくださっていたことです。オーディション期間もSNSを動かしていたので、たくさん励ましてもらっていて。その方々にデビューした私の姿をお見せできたらいいなって思いました。それとメンバーのミランが「コトリも絶対やるよね」ってずっと言ってきてくれたのも後押しになりました。

――実際に「FINALIST」の活動を始めて、ダンスや歌のレッスンを始め、大変だったことがあったと思いますが。

　私はダンスが本当にできなくて、レッスンも正直きつかったんですけど、イチゴ、ニイ、リンリン、キナコなどダンスが上手いメンバーが教えてくれてがんばれました。ひとりだったらできなかったと思います。

――入ってよかったなと思うことは？

　名古屋にいたときの私はほぼ引きこもりみたいな生活で、こうして表に出れる性格じゃなかったので、性格が明るくなれたことです。今のこの環境がもう夢のような環境じゃないですか。それがすごくありがたいなって思っています。

――趣味の戦闘系のアニメを見ること。

　戦闘系アニメでは『コードギアス』や『ダーリン・イン・ザ・フランキス』『アカメが斬る！』。ダークなのが好きなのかな。

――ゲームも大好きですよね。

　はい！　最近は時間がないのであまりできないんですけど、気づいたらもう朝ということもよくあります（笑）。休みの日は一日中家に入れちゃうタイプです。

――アイドルだとファンの人と会ってお話ししたりもありますが。

　それがすぐお話しできたんです！　なんかスイッチを切り替えられるのか、その場に行くとアイドルのコトリになっています（笑）。ファンの人と喋るのは、本当に楽しいです。

――グループでの自分の立ち位置はどういうところを目指していますか？

　まだわからないんですよ、私。でも理想で言えば、その場の空気が柔らかくなる人間になりたいなと思っています。時にはギスギスしたりすることもあるかもしれないと思うんですが、そんなときになんかちょっと面白いことを言って空気をなごませることができる人。それと、自分は人間観察が得意なので、この子のこういうところは真似した方がいいなとか、この子はこういうところがあるから人気なんだなとか、そういうことを見つけるのが好きなので、それを生かせたらいいなと思います。たとえば、イチゴはファンサービスがすごく上手だなって思いますし、イチはツイートが面白い。キナコはすごくがんばり屋さんで、ダンスの練習をしてるときとかも1曲通して練習するんですけど、たぶん自分が気に入っていない部分を鏡に向かってずっとひとりで練習しているとか。そういうのを見ています。

――将来の夢を教えてください。

　将来の夢というか、このアイドルとしてのお仕事をしている私が今目指しているのは、このグループを本当に大きくしたいということです。今なら乃木坂46さんが日本でいちばん人気だと思いますが、乃木坂46さんを超えるくらい誰に言ってもわかるようなグループにしたいなって思っています。

――目標にしている人は？

　西野七瀬さんが本当に大好きで、素晴らしいなと思っています。アイドルとしてもものすごく人気で、卒業後も女優としてもすごい大活躍していらっしゃってて本当にすごいなと思います。

――では、将来は女優さんになりたい？

　なりたいという気持ちはあるんですが、私に演技ができないと思ってしまって。演技しようと思うとニヤニヤしちゃうんです。

――この夏挑戦したいことは？

　8月2日にTIF（TOKYO IDOL FESTIVAL 2024）に出させていただけることになったので、それを絶対に成功させたいです。

――最後にファンの方にひと言お願いします。

「FINALIST」の魅力は、17人のメンバー一人ひとりに個性があって、それぞれ魅力や見どころいっぱいあるところなので、ぜひみんなに注目していただけたらうれしいです。

●FINALIST

秋元康氏が手がける「IDOL3.0PROJECT」オーディションで約1万人の応募者の中から各種審査を経て11人組アイドルグループ「WHITE SCORPION」が選ばれた。その後、同オーディションの最終候補者の中から17名が事務所・オーバースに所属し「FINALIST」としての活動を開始。
IDOL3.0 PROJECT 
公式X【@idol3_project】
公式Instagram【@idol3_project】

●コトリ
2006年6月12日生まれ　愛知県出身　　T163　特技　イラストを描く、早口言葉、自分のメイク技術趣味　美少女のイラストを描くこと、少年漫画を読むこと、戦闘系のアニメを見ること。公式X【@I3P_kotori】公式Instagram【＠i3p_kotori】公式TikTok【@chimakotori】

撮影・木村哲夫