「MVPは一択」批判づくめの『27時間テレビ』でハナコ秋山＆高校生ダンスがかっさらった感動

　7月20日から21日にかけて生放送された『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭！』（フジテレビ系）。総合司会は『新しいカギ』（同）の出演者である霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコの3組が担当した。

「2021年から放送されている『新しいカギ』は、コントメインの番組としてスタートしましたが、当初は視聴率に苦戦。打ち切り必至とまでいわれましたが、『学校かくれんぼ』や『高校生クイズ何問目？』などの企画が当たり、C層（男女4～12歳）のコア視聴率は高いと言われています。今回の『27時間テレビ』でもメイン企画に組み込まれ、評判がよかったですね」（テレビ誌ライター）

　深夜帯では粗品が大暴れし、フジテレビがやらかした大谷翔平の自宅取材に対するイジリや、宮迫博之への暴言などやりたい放題。

「深夜の『粗品クイズ』は、サンシャイン池崎がかつて実家を公衆便所呼ばわりされたとしてカジサック（キングコング梶原雄太）を攻撃したり、ハリウッドザコシショウがペットボトルでTKO木下を殴ったりするなど、カオスのような状況でした。いい加減、視聴者もくたびれていたなか、クライマックスで一気に感動を作っていったのが、ハナコ・秋山寛貴と、三重高校の生徒たちによるダンスだったんです」（同前）

　司会者のメンバーと高校生がダンスで日本一を目指す企画「カギダンススタジアム」で、秋山は高校生たちと共演。未経験のダンスをコツコツ練習し、本番では大技も決めた。Xでは絶賛の声が多数、あがった。

《ハナコ秋山さんだけ、生徒のダンス上手い子にしか見えなかった　ひえええ　MVPを作るとしたら、私はハナコ秋山一択。視聴者の多くはそう思ったはず》

《ハナコの秋山さんかっこいいし可愛すぎる　あんなにダンス踊れたなんて意外…泣けてくるよ》

《大技前の「お願いします」と呟いてから練習でも成功できていない大技を決める…素晴らしかった！》

　秋山本人も、Xで《いろんな感情いっぱい…日本一たのしい学園祭の名の通り、祭りの終わった寂しさに包まれてます…》と投稿。

　猛暑でのマラソン企画や不適切発言など、批判されることの多い『27時間テレビ』で、視聴者に文句なしの感動を届けた秋山。番組の良心を担ったことで、さらなる人気を得るかもしれない。