イスラエル軍がガザ各地で大規模空爆、24人死亡…難民キャンプ・病院も標的に

 【エルサレム=笹子美奈子】イスラエル軍は5~6日、パレスチナ自治区ガザ各地で大規模な空爆を行い、パレスチナ通信によると、少なくとも24人が死亡した。

 軍の発表によると、北部ジャバリヤ難民キャンプでは空爆に加え、地上戦も展開して包囲した。ガザにある難民キャンプ8か所の中で最も大きく、戦闘開始当初、軍が多くの避難者が身を寄せる中で攻撃し、国際社会の非難が集中していた。軍はイスラム主義組織ハマスの戦闘員の潜伏拠点とみて、以降も攻撃を繰り返している。中部ディール・アルバラハでは病院や学校、モスク(イスラム教礼拝所)付近を空爆し、南部ハンユニスやラファも攻撃した。

 軍は5~6日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノンの首都ベイルートを空爆した。レバノン国営通信によると、30回以上の爆撃があった。

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