ウクライナ軍、東部ドネツク州の激戦地から全部隊撤退…州全域占領へロシア軍が攻勢強める可能性

 ウクライナ軍は2日、東部ドネツク州の激戦地ウフレダルから全ての部隊を撤退させたと発表した。1日にロシア軍が街中心部を制圧したと報じられていた。今後、ドネツク州全域の占領に向けてロシア軍が攻勢を強める可能性がある。

ウクライナの国旗

 ウクライナ国内メディアによると、街全体がロシア軍に包囲される恐れが強まったため、「兵員と装備品を保全する」としてウクライナ軍上層部が撤退を了承した。

 ウフレダルは一帯のウクライナ軍部隊にとって補給上の要衝にあたり、陥落は今後の作戦に痛手となる。ロシア軍は2022年2月のウクライナ侵略開始以降、繰り返し大規模兵力を投入して制圧を図っていた。

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