親イランのフーシ派 イスラエルに対して新型ミサイル攻撃 事態激化の懸念も

中東・イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」は、イスラエルに対して新型のミサイルを発射したと発表しました。イスラエルのネタニヤフ首相は報復を示唆していて、事態の激化が懸念されます。

フーシ派は15日、声明で「イスラエルの軍事施設を狙った作戦を行い、成功した」と発表しました。新型の極超音速ミサイルを使ったとしています。

地元メディアによりますと、イスラエル軍が迎撃したものの、双方のミサイルの破片が落下し、イスラエル中部で建物に被害が出たほか、火災が発生し、避難中に9人が軽いけがをしたということです。

別の地元メディアは軍当局者の話として、軍は領空外での迎撃に失敗し、ミサイルを撃ち落としたのはイスラエルの領空に入ってからだと報じています。

フーシ派は今後も攻撃を繰り返すと予告する一方、イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「高い代償を払わせる」と述べていて、事態の激化が懸念されます。

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