プーチン氏が5月に訪中、習近平氏と会談へ 欧米との対立で中露連帯をアピール

ロシアのプーチン大統領は25日、5月に中国を訪問し、習近平国家主席と会談する予定だと明らかにした。経済関連の国内会議での発言を露国営テレビが放映した。プーチン氏は具体的な日程に言及しなかったが、ロシアは5月7日にプーチン氏の通算5期目となる大統領就任式、9日に第二次世界大戦の対ドイツ戦勝記念式典を控えており、訪中は一連の行事後になるとの観測が強い。

プーチン氏は欧米諸国との対立を念頭に、新任期で初となる外遊先に中国を選び、中露の連帯を強調する思惑だとみられる。中国はロシアの侵略が続くウクライナ情勢でロシア寄りの立場を示し、欧米主導の経済制裁下にあるロシアを貿易を通じて支援している。

プーチン氏の訪中と習氏との直接会談は昨年10月以来となる。昨年3月には習氏が訪露してプーチン氏と会談した。

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