イラン核開発巡り、欧米が非難決議案 イランは貯蔵量自制提案も

2024年11月14日、イランの首都テヘランで会談するイランのペゼシュキアン大統領(右)と国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長。ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供=ロイター

 イランの核開発問題をめぐり、欧米諸国がイランの国際原子力機関(IAEA)の調査への協力不足を理由とする非難決議案をIAEAの理事会に提出した。AFP通信などが20日に報じた。イランは反発しているが、決議案は21日にも採決される見通しという。

 ロイター通信によると、IAEAはこれに先立ち、加盟国への報告書で、イランが高濃縮ウランの貯蔵量を現状並みに自制する提案をしていたことを明らかにした。条件として、欧米諸国が準備していた決議案の提出の断念を求めていたという。決議案にはIAEAに、イランの核開発に関する包括的な報告書の作成を求める内容が含まれているという。

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