モンゴル総選挙、与党人民党が勝利を宣言 議席占有率は大きく低下

モンゴルの伝統的な移動式住居ゲルに設けられた投票所で投票する人たち=2024年6月28日午後、中央県、畑宗太郎撮影

 28日に投開票されたモンゴル国民大会議(国会、定数126)の総選挙で、与党の人民党党首のオヨーンエルデネ首相は29日、過半数の68~70議席を獲得する見通しだと発表し、勝利を宣言した。一方、現地メディアによると、改選前8割あった人民党の議席占有率は5割台に下がる見込み。

 2016年から政権を維持する人民党は、民主化後では異例の3期連続の長期政権となる。オヨーンエルデネ氏は選挙結果に「満足している」としつつ、今後の政権運営について「野党の批判を受け止めつつ進める」と述べた。

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