FTCによる偽のレビューを禁止する規則が発効、違反者には民事罰

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アメリカ合衆国連邦取引委員会(FTC)による偽のレビューを禁止する規則が発効しました。この規則により「AIによって生成されたレビュー」や「対価を支払って購入したレビュー」などが禁止されるほか、違反者に民事罰を求めることが可能になります。
Federal Trade Commission Announces Final Rule Banning Fake Reviews and Testimonials | Federal Trade Commission
https://www.ftc.gov/news-events/news/press-releases/2024/08/federal-trade-commission-announces-final-rule-banning-fake-reviews-testimonials

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16 CFR Part 465: Trade Regulation Rule on the Use of Consumer Reviews and Testimonials (Final Rule) | Federal Trade Commission
https://www.ftc.gov/legal-library/browse/federal-register-notices/16-cfr-part-465-trade-regulation-rule-use-consumer-reviews-testimonials-final-rule
FTC's rule banning fake online reviews goes into effect - ABC News
https://abcnews.go.com/US/wireStory/ftcs-rule-banning-fake-online-reviews-effect-115009298
FTCによる偽のレビューを禁止する規則は2024年8月14日に発表されていたもの。官報に掲載されてから60日が経過し、2024年10月21日に発効しました。
連邦取引委員会が偽レビューや偽推薦文を禁止する最終規則を発表、違反すると最大で罰金760万円 - GIGAZINE

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今回の規則で禁止されるのは「偽やウソのカスタマーレビュー、消費者推薦文、著名人推薦文」「肯定的&否定的レビューの購入」「内部関係者によるレビューと推薦文」「企業のレビューサイトで独立した意見であるとうたうこと」「否定的なレビューを抑制すること」「SNSの影響力をボットやフォロワー購入などで偽ること」の6つ。
かつて、消費者をだますなど取引慣行に違反して企業が手に入れた不当利得について、FTCは不当利得返還のための金銭的救済訴訟を行っていました。しかし2021年のAMGキャピタルマネジメントLLCとFTCが争った裁判において、「FTC法はFTCが金銭的救済を求めることを認めていない」と最高裁判所が従来とは異なる裁定を行い敗訴。
今回の規則により、FTCが違反者に違反1件につき最大5万1744ドル(約785万円)の民事罰を求めることが可能になります。FTCは「この規則によりFTCの執行措置が強化され、抑止力が強化される」と述べています。

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FTCのリナ・M・カーン委員長は「偽のレビューは人々の時間とお金を無駄にするだけでなく、市場を汚染し、誠実な競争相手からビジネスを奪います」「虚偽の広告と戦うためのFTCのツールキットを強化することで、公正で誠実で競争力のある市場を促進するでしょう」と語りました。

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