がん細胞の特定や腫瘍内の遺伝子異常の検出などができる病理学に特化した世界最大のオープンソースAIモデル「H-optimus-0」
フランスに拠点を置くベンチャー企業・Bioptimusが、世界最大の病理学AI基盤モデル「H-optimus-0」を発表しました。
releases/models/h-optimus/v0 at main · bioptimus/releases · GitHub
https://github.com/bioptimus/releases/tree/main/models/h-optimus/v0
Bioptimus Launches H-optimus-0, the World's Largest Open-Source AI Foundation Model for Pathology | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20240711578499/en/
病理学に特化した世界最大のオープンソースAI基盤モデル「H-optimus」 - YouTube
H-optimus-0はBioptimusが創業からわずか5カ月で発表したAI基盤モデルです。
パラメータ数は11億。
50万枚以上の組織病理学スライドから抽出された、数億枚の画像を用いた独自のデータセットでトレーニングされています。
データセットには20万人以上の患者の、4000件の臨床治療が含まれます。
H-optimus-0はオープンソースとして公開されています。
病理学やそれ以外の分野でのイノベーションを加速させるものになるとのことです。
BioptimusのCTOであるロドルフ・ジェナットン氏は、「H-optimus-0は病理学の分野で大きな飛躍をもたらす、完全なオープンソースモデルです。我々は、医学研究の推進と患者ケアの向上に取り組んでいます。協業と新たな診療の採用を奨励することで、病理学およびそれ以外の分野でのイノベーションを加速し、最終的には世界中の患者さんに利益をもたらすことを目指しています」と述べています。
また、Bioptimusの共同創業者でCEOのジャン・フィリップ・バート博士は、「H-optimus-0は始まりにすぎません。H-optimus-0は、Bioptimusが作る新シリーズの最初のモデルであり、それぞれが前のモデルよりも高度で包括的なものとなります。将来のモデルは、ヨーロッパやアジア、アフリカからのさらに多くの病理画像でトレーニングされるだけでなく、ゲノム解析やプロテオーム解析など他のモダリティも組み込まれます。我々の最終目標は、生物学の最初のマルチスケール基盤モデルを作成することです」と語りました。
07/16 09:00
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