YouTubeが自分の顔や声を模倣したAI生成コンテンツの削除を要求できるようにポリシーを変更

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AIが生成するコンテンツの増加と、増加に伴う肖像権やプライバシーの侵害に対処するため、ユーザーが特定のコンテンツを削除するよう求めることが可能になるポリシーをYouTubeが制定しました。
YouTube Privacy Guidelines - YouTube Help
https://support.google.com/youtube/answer/7671399
YouTube now lets you request removal of AI-generated content that simulates your face or voice | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/07/01/youtube-now-lets-you-request-removal-of-ai-generated-content-that-simulates-your-face-or-voice/
YouTubeによると、AIによって生成された見た目や音声が自分に似ている合成コンテンツは、プライバシー侵害に基づく苦情を申し立てることが可能だとのこと。
基本的に、申し立てはプライバシーを侵害された当人が行うことが求められています。例外は、被害者が未成年である、コンピューターにアクセスできない、死亡しているなどの場合です。

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YouTubeは申し立てを受けると、必要な場合は動画投稿者に通知を送り、動画内の個人情報を削除または編集する機会を与える場合があるとのこと。投稿者は48時間の猶予が与えられ、動画を削除すると申し立ては終了します。一方で期限後もプライバシー侵害の可能性が残っていた場合は、YouTubeチームによって申し立てが「検討」されるとのこと。
ヘルプページの記述から、削除要請を提出したからといって必ずしもコンテンツが削除されるとは限らないことがわかります。
YouTubeは以前からAI生成コンテンツへの措置を実施しており、2024年3月には一部のAI生成コンテンツに「AI製」というラベルを付けるようクリエイターに求める変更を加えています。
YouTubeが「リアルなAI生成コンテンツ」にラベル付けするためのツールを展開して生成AI使用の開示を動画クリエイターに要求 - GIGAZINE

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2024年6月には、第三者が動画に補足情報を加えられる「ノート」という機能を展開していることが明らかになりました。
YouTubeがコミュニティノートのように動画にコメントをつける「ノート」機能を実験中 - GIGAZINE

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なお、YouTubeはAIの使用に反対しているわけではなく、コメント要約機能や、動画について質問したりおすすめを聞いたりするための会話ツールなど、生成AIを有効的に使う方法も模索しています。

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